星座にまつわるエトセトラ 兄弟星たち
太陽系の惑星は「地球の兄弟」と言われます。惑星ができ始めたころ、岩石でできた地球型惑星(水星・金星・地球・火星)の大気は水蒸気、二酸化炭素、窒素が主だったと考えられています。
しかし、水星は太陽の近くで熱いうえに質量が小さく、重力が小さいので大気が宇宙へ。金星も太陽に近く、水蒸気と二酸化炭素の温室効果で更に熱くなり、太陽の紫外線で水蒸気は水素と酸素に分解。水素は軽くて宇宙に逃げ、酸素は岩石と化学反応して取り込まれ、残ったのは二酸化炭素と窒素。火星は温度が低く水蒸気は氷となったので、やはり二酸化炭素と窒素が残りました。
地球は太陽からほどよい距離で水蒸気は水に。海や川ができて二酸化炭素を吸収し、水の中で生命が誕生。光合成を行う植物も誕生して酸素が。こうして「宇宙船地球号」は、私たちが生きられる星となりました。
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