逗子市の桐ケ谷市長は8月30日、定例記者会見で、妊婦やそのパートナーに対し、新型コロナワクチンの優先接種を行うと発表した。日本産婦人科学会等の提言を踏まえたもので、重症化を防ぐ狙い。
対象は母子手帳を持つ妊娠中の市民とその配偶者や親など妊婦をサポートするパートナー。市が把握している市民に対しては、8月30日に通知を発送したという。
接種できるのは市内の一部医療機関で個別通知に記載している。予約は逗子市新型コロナワクチン接種コールセンター(【電話】0570・010・081)へ電話し、オペレーターに予約番号を伝える。受付は午前9時から午後6時まで。土日祝日も受け付け。優先予約期間は9月10日(金)午後6時まで。優先接種期間は18日(土)まで。
逗子市では、65歳以上の接種率は1回目が85・9%、2回目は84・5%となっている。12歳以上全世代でみると1回目は51・1%、2回目が42・4%で、全世代における接種率は県内平均を上回っているという。
また、65歳以下の接種における新たな取り組みとして、急なキャンセルが出た際、すでに予約を取っている市民に対して前倒しで接種できる仕組みを構築。LINE等で呼びかけを実施し、これまで9人が活用してワクチンの無駄を防いだという。
桐ケ谷市長は9月第3週には3箱、3500回分のワクチンが届く見通しを明らかにし、「なかなか思うように供給量が増えてきていない状況だが、届き次第、順次予約枠を開放して受け付けていきたい」としている。
授業をライブ配信
逗子市では、市立小中学校(全8校)のうち、逗子小、沼間小、久木小、小坪小、逗子中の5校で9月3日から約2週間にわたって短縮授業を行っている。池子小、久木中、沼間中においては、感染症対策を実施しながら通常通り授業を実施。また、やむを得ず登校できない児童・生徒に対しては、ICTを活用した授業のライブ配信をしている。
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