広がるEVの輪 市内でもEVレンタカーやタクシー走行
神奈川県は現在、電気自動車(EV)の普及に力を入れ「EVシェアリングモデル事業」を実施している。小田原市内でも「日産リーフ」の土日レンタルやEV用充電器の設置など、普及の基盤が徐々に整ってきている。
「EVシェアリングモデル事業」は県が導入したEVを業務のない土日祝日(一部平日)にレンタカーとして貸出しを行うもの。平成21年から実施されており、同事業にはこれまで「三菱/i―MiEV」「スバル/プラグインステラ」が使用されていた。先月から昨年12月に一般発売された「日産/リーフ」の貸出しもスタート。市内では日産レンタカー小田原新幹線口店(城山1―7―27)でレンタルすることができ、同店によると申し込みは徐々に増えてきているという。
またEV専用充電施設が市内各所に普及し始めている。一般使用可能なのは駐車場の『パーク24(株)タイムズ小田原第5』や『ダイナシティウエスト・エコステーション』、各自動車販売店など。ドコモショップ大井松田店には急速充電器3基を設置しており、1月からは同小田原東店にも増設した。西湘地域県政総合センターでも急速充電ができる。80%程度の充電となるが、リーフでは200Vで約8時間かかるところを30分ほどで充電可能。
県内では今月7日からEVタクシーの走行も開始された。市内でも日本交通小田原、箱根登山ハイヤー、富士箱根交通の3社が導入。各社とも2月下旬頃から1〜2台程度を納車し順次使用を開始する予定。
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