震災乗り越え挙式 地元結婚式場らが相馬市から招待
震災で結婚式を諦めざるを得なかったカップルに、箱根と小田原で挙式をプレゼントする「絆ウェディング」が今月4日から3日間の行程で行われた。このプロジェクトは箱根と小田原のブライダル施設10社による「箱根・小田原ブライダル協議会」(勝俣伸会長=富士屋ホテル、草山明久事務局長=報徳二宮神社)が企画。同会の加盟施設と、衣裳やメイク、写真、ブーケ、結婚指輪など、20社を超える協力企業の協賛を得て実現した。
招待したのは小田原市が二宮尊徳の縁で支援を続けている相馬市のカップル3組と、その親族らの計17人。挙式をはじめ、旅費や宿泊費など全てを加盟施設が負担した。
ブライダル業界ならではの支援
挙式と観光をプレゼント
笑いあり、涙ありの3日間
震災直後に立ち上がったプロジェクト「絆ウェディング」。施設利用者から義援金やメッセージを募り、被災者に「せめて結婚指輪だけでも」との思いから始まった。箱根・小田原ブライダル協議会で議論を重ねていくうちに「ブライダルに携わる私たちが出来ることとして、愛と希望を届けられる一番のカタチなのでは」と挙式をプレゼントすることに。小田原市と縁の深い福島県相馬市から招待した。
3組の新郎新婦は仮設住宅で新婚生活を送っている。吉川ゆきさんは自宅が流され、3カ月間避難所で生活をしていた。森美穂さんは現在妊娠8カ月。「父が震災で亡くなり、結婚式を挙げることができなかったので嬉しい」と話す。また、11月に出産予定の荒木智子(ちえこ)さんのお父さんは「娘の本当の笑顔を、久しぶりに見ることができた」と目頭を熱くした。
新郎新婦と親族を迎え7月3日、報徳二宮神社で歓迎パーティが行われた。協議会加盟施設のスタッフと協賛企業の60人以上が駆けつけ、加藤憲一市長、山口昇士箱根町長もあいさつに立った。公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の野田兼義専務理事は「今日までよく頑張ってこられた。幸せになっていただければこんなに嬉しいことはない。これからも、応援させてください」と涙をみせた。
翌日の4日にはヒルトン小田原リゾート&スパと報徳会館、富士屋ホテルでそれぞれ挙式を行った。小田原城と芦ノ湖畔のザ・プリンス箱根の庭園で記念撮影をし、箱根観光をして5日、帰路に着いた。「最初は緊張されていましたが、徐々に笑顔が増え、箱根観光を家族水入らずで楽しんでおられたので安心しました」とスタッフ。「寂しい」と別れを惜しむ声や、「お父さんにみせてあげたかった」と泣き崩れる姿もあった。「将来を誓った思い出の地として、再びご家族で訪れていただける特別な場所になるように、今後も活動していきたい」とスタッフは話している。
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