西湘バイパスの復旧工事で使用された大量の消波ブロックが小田原沿岸の漁場づくりに再利用された。事業主体である小田原市漁業協同組合の要請にネクスコ中日本(株)が応えて実現したもので、全国的にも注目されている画期的な取り組みだ。
消波ブロックは2007年の台風9号で崩落した西湘バイパスの復旧工事に使用されていたもの。小田原市漁業協同組合(高橋征人組合長)は3年ほど前から「ブロックが役目を終えたら漁業者に提供してほしい」と西湘バイパスを管理運営するネクスコ中日本(株)に求めていた。ネクスコ中日本(株)が要請に応じ、魚のすみかである漁礁造りが実現。今年4月から工事が開始され、7月末に完了した。
漁業者と高速道路は、道路の騒音などが漁獲量に影響し問題となる事例もある。そのため今回の小田原市漁協とネクスコ中日本(株)の取り組みは、新しい共生の在り方として注目されている。高橋組合長は「ネクスコ中日本(株)の協力に非常に感謝している。これまでも沿岸道路と小田原漁協は協調の姿勢をとってきたが、こういった事業が実現できて嬉しい」と話している。
漁礁整備は、16tブロックを前川エリアに180個(イセエビなど対象)、国府津エリアに180個(同)、酒匂エリアに180個(同)、米神エリアに120個(同)、江之浦エリアに250個(同)、南町エリアに590個(イナダ、ブリなど回遊魚の釣りが対象)の合計1500個。
市漁協ではすでにアワビやサザエの稚貝を放流しており、「早ければ秋には漁場になるのでは」と期待している。
また、相模湾の漁業の研究に関する研究をしている県水産技術センター相模湾試験場は漁礁づくりについて「魚が集まって海が豊かになる効果が期待できる」とし「今回使用しているコンクリートは海につかりアク抜きされているので、魚が集まりやすい。潜水調査の結果、もう魚がついている」と話している。
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