5 月臨時議会 2期連続「誠和」独占も 正副議長人事審議へ
小田原市議会は5月29日(水)、臨時議会を開催する。
臨時議会では毎年、新しい議長の人事案件が審議される。議長・副議長とも任期は4年だが、小田原市議会では慣例で議長は2年、副議長は1年で交代しており、今年は正副それぞれの議長が交代する予定だ。議長に選出されれば、2015年の市議選を議長で迎える一方、県西部広域消防運営協議会副会長をはじめとする多くの職の兼務を強いられることになる。
武松「連続」なら25年ぶり
議長は、副議長経験者で3期以上の議員から選出されるのが通例。小田原市議会は、2007年、11年の市議会議員選挙と12年の補欠選挙で一気に「世代交代」が進んでおり、定数28(欠員1)に対し、当選回数1、2回の議員が15人と過半数を超えるのが現状。
通例から議長「資格」を有するのは5人。このうち公明党の小松久信(当選回数6回・64歳)、奥山孝二郎の両議員(同3回・55歳)と現副議長で最大会派(6人)誠和の武松忠議員(同4回・47歳)の3人が主な候補に上がる。
鍵を握るのは第2会派(5人)で新人4人が所属する光政会と無会派の3人。特に光政会の協力を得られた会派の「資格」者に議長の椅子は近づきそうだ。
武松議員が、現職の副議長から続けて議長に選出されれば、野島かつきよ氏(副議長・1945年4月17日〜46年6月8日、議長46年6月8日〜47年4月30日)、守屋喜代松氏(副議長・1986年6月18日〜87年4月30日、議長・87年5月13日〜88年6月24日)に次いで3人目となる。
2選議員にも芽女性なら2人目
副議長は、議長選の動向如何で左右されそう。
当選回数3回で、副議長経験のない木村信市、安野裕子両議員が、候補に挙がるが、無会派のため、他会派から推されるかは微妙。議長に選出されなかった副議長経験者の「再登板」がなければ、当選2回ながら誠和の代表・大村学議員(2回・50歳)に回ってくることも予想され、2期連続で誠和独占の可能性も。安野議員が選出されれば、加藤巴江氏に継ぐ2人目の女性副議長となる。 =8日起稿
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