小田原市議会は5月15日(金)、臨時議会を開催する。臨時議会では、新しい議長の人事案件が審議される。議長・副議長とも任期は4年だが、小田原市議会は慣例で議長は2年、副議長は1年で交代しており、今年は正副それぞれの議長が交代する予定だ。
議長は、副議長経験者で3期以上の議員から選出されるのが通例。議長経験のない副議長経験者は、公明党の小松久信氏(66・7期)、奥山孝二郎氏(57・4期)、誠和の武松忠氏(49・5期)、志民の会の細田常夫氏(84・10期)の4人。この中では、自民党系で最大会派の誠和の武松氏が最有力候補といえる。
女性初のトップ当選楊氏も副議長候補に
副議長は、議長如何で左右されそうだ。
副議長経験のない議員の中では当選回数4回の安野裕子氏(65)や3回の大村学氏(52)、俵鋼太郎氏(54)らが候補に上がる。議長に誠和の武松氏が選出された場合、同じ会派での独占は考えにくく、自民党系の誠和の支援に回る可能性が高い公明党から選出される可能性も出てくる。
公明党で唯一、議長・副議長経験がないのは楊隆子氏(51・2期)。4月26日の小田原市議会議員選挙では女性初のトップ当選を果たしており、2選目の議員のトップを切って副議長に選ばれる可能性もでてくる。楊氏が選出されれば加藤巴江氏(1989年)、植田理都子氏(2013年)に継ぐ3人目の女性副議長となる。
新会派が発足された場合や新人議員の動向では、大きく形勢が変りそうなだけに正副の人事に加え、会派の構成も注目される。
=4月30日起稿
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