片浦地区で、身近にある使われない材料を用いてフローラルウォーター(植物蒸留水)を作る「片浦植物蒸留所」が始動した。
活動の中心は片浦小学校に通う子どもを持つ母親ら8人。2010年に閉校した片浦中学校の校庭で、美しくデザインした野菜畑やかまど作りなどの活動を行う「片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト」から派生した。
「捨てる」から見つける価値香りが生み出す輪
蒸留水の製造に着目したのは今年5月。片浦中の校庭でハーブ類の活用法を模索中、メンバーの一人が経験した蒸留作業をヒントに、みかんの花で試作を行った。「身近にあるが使わない、いのちのあるものを有効活用したい」。摘蕾(てきらい)されたみかんや抜根された月桂樹、二番茶を摘まない茶の葉などを集め、製品化へ動き出した。
蒸留水は6月27日、上府中公園で開催されたイベントで初披露された。揃いのTシャツと、ハーブで飾った帽子姿のメンバーが店頭に立った。
圧力鍋と銅管、ゴミ箱のお手製蒸留器で抽出作業を行う店頭には、月桂樹やユーカリのよい香りが漂った。「馴染みのあるローズより、普通は人に嫌われることの多いドクダミの方が売れたのが驚きだった。香りが人を引き寄せたのかな」とメンバーは口々に振り返る。
活動は主に平日の昼間。「同じものが好きな人が集まり、それぞれの得意なことを活かしあえる場を持てるのがうれしい」。商品ラベルと手提げバッグを手作りした加藤愛子さんは話す。
今回の製造分は完売し、売り上げはプロジェクトの運営に充てられる。今後も季節ごとの材料で製造を続け、販売する考えだ。
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