語呂合わせで「いいお産の日」にあたる11月3日(火・祝)、助産師の活動を広く知ってもらいながら、妊婦同士が交流する機会を提供しようというイベントが、栢山のやちよ助産院で開催される。
子育て中の母親達が周囲から孤立しないよう、妊娠中から交流できる場として助産院を活用してもらおうと、地域で活動する3人の助産師が主体となり企画した。骨盤体操や赤ちゃん体操の指導のほか、参加者同士で出産について話し合う時間も設けられるなど、自由な雰囲気のなかで助産師と妊婦、子育て中の親達がつながる場をめざす。
入場料1人500円(未就学児無料)。午前10時〜午後3時。(問)【電話】0465・20・3006
病院と併用して
体調不良や食事管理など、妊娠中は不安や悩みが尽きない。出産後も生活スタイルの変化に心身ともに苦労が伴う。里帰り先から戻ってきた人など周囲に相談相手がいない状況もあるなか、助産師の岩崎八千代さんは「助産院では産前産後のサポートや相談も個別に受けている。地域の母親達が不安や悩みを一人で抱え込まないためにも、病院とうまく併用してもらえたら」と訴える。
また、子育て世代の交流の場「お産おしゃべりクラブ」の代表で、今回のイベントにスタッフとして参加する府川純子さんは、「助産院には病院とは違うゆったりした環境がある。専門家の立場からさまざまなアドバイスをもらえる場が身近にあることは、母親にとって大きな安心感につながるはず」と話していた。
小田原市における2013年の出生数は1365人。分娩可能な施設は、昨年に1院が閉院したことで市立病院を含む3院となったが、市によると現在のところ施設の不足を訴える相談はないという。
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