1月16日に、横浜の日産スタジアムで開催された「第25回よこはま国際ちびっこ駅伝大会」で、国府津スマイルBが5年生女子の部で優勝、6年生女子の部でも国府津スマイルAが銀メダルに輝いた。国府津スマイルBは、昨年も4年生の部を同じメンバーで優勝しており、2年連続での優勝となった。
5年生チームで1区を任された伊東美結さん(下中小)は「一位で襷を渡せて『やった』と思った」とコメント。2区の石黒亜季さん(富士見小)は「プレッシャーがあったが、1位で渡せてよかった」と安堵の様子。3区の阿部祐奈さん(国府津小)は「2連覇できてうれしい」と喜びを口にし、アンカーの大沼摘久実(つぐみ)さん(町田小)は「3連覇したい」と来年の優勝を誓った。
名将は国府津の「じいちゃん」
指導に当たっているのは、子どもたちから「じいちゃん」と呼ばれている和泉克介さん(70)。和泉さんの指導は、現在高校2年生の孫・音羽さんが幼稚園児だった頃から。自宅の前を流れる森戸川の土手の雑草を刈ると、芝が顔を出した。きれいに手入れすると、子どもたちの遊び場兼練習グラウンドに様変わりした。
音羽さんと遊びながら陸上の練習をしていると、近所の子たちが一人また一人と遊びにきた。「遊び半分、練習半分」で走り回るうち、音羽さんは中学でジュニアオリンピックに出場するまでに成長した。他の子どもたちも、あちこちの大会で活躍、和泉さんの自宅の前には、OB・OGが表彰台に乗る写真が多数飾られている。
そんな噂を聞きつけ、さらに子どもたちが集まり、現在は小中学生合わせて30人以上が「じいちゃん」の門を叩き、練習している。
音羽さんが高校を卒業したら辞めようと思っていた、という和泉さん。しかし有望な1年生の”入部”で、「また辞められなくなっちゃった」と嬉しそうに笑った。
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