国土交通大臣が1月27日付けで指定した「改良すべき」踏切道に、市内4カ所が選定された。改正踏切道改良促進法に基づいたもので、今後、具体的な工事内容が検討される。
国交省が何らかの課題がある踏切道として全国1479カ所を公表している「踏切安全通行カルテ」を中心に、529カ所が改良すべきとして指定された。
市内で指定を受けた踏切道は、小田急線の栢山1号、富水1号、富水2号、御殿場線の町田=写真=の4カ所。該当の鉄道事業者と、道路管理者にあたる県または市が協議し、具体的な工事内容を検討していく。
曽我小学校の通学路にあたる町田踏切は、車1台が通過できる幅。市によると現在、歩道確保に向けて鉄道事業者や地元と協議中だという。同小の教諭は、「実現すれば児童の安全も確保される」と拡幅工事に期待を寄せる一方、ドライバーにとっての利便性も向上することで、「抜け道になり交通量が増えるのでは」と懸念も抱く。「現在は児童もルールを守り踏切を利用しているし、地元のドライバーは安全運転を心掛けてくれる」とし、「改良工事は一長一短」と話していた。
法律に基づき2020年度までの改良が義務づけられるが、国交省によると大掛かりな工事などが必要になる場合もあるため、策定した改良計画に沿って進めれば期限についてはその限りではないという。
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