国内最大のスポーツの祭典「第72回国民体育大会」の神奈川県代表に、小田原出身・在学・在勤の選手や監督、スタッフが選ばれた。愛媛県を中心に9月30日(土)〜10月10日(火)まで開催される大会へ、故郷の誇りを胸に挑む。
陸上400mで昨年は高校生の部で優勝した南町出身の青木りんさん(19・東邦銀行)が、今年は大学生や社会人が出場する成年の部にエントリー。「勢いを持って食らい付いていきたい」と上位を目指す。
今春に高校を卒業し、故郷を離れて競技に打ち込む青木さん。午前中は銀行員として働き、午後に練習。夜は福島大学で学ぶ。さらなる飛躍を誓って選んだ福島の地で、夏前からはフォームの改造に着手。「まだ頭と体がかみ合わない部分もあるけれど、調子は上向き。後輩も出るのでチームに貢献したい」と語った。
インハイ選手続々
夏の全国高校総体(インターハイ)で活躍した高校生たちも代表入り。陸上では、青木さんの母校・相洋高から400mでメルドラム・アラン君(2年)と高島菜都美さん(2年)、800mにクレイ・アーロン・竜波君(1年)が出場。インターハイ2位のクレイ君は「自己ベストを伸ばして優勝したい」と夏に得た自信を力に変える。メルドラム君と高島さんは、「入賞(8位以内)して神奈川に得点を入れたい」。
ソフトテニスでは、少年男子で石井武尊君、矢野陽大君(ともに相洋高3年)が入り、「結果で神奈川の高校生に勇気を与えたい」と意気込む。女子は、インターハイで全国5位の相洋高から神崎ひよりさん、矢野礼実さん(ともに3年)、平本茜里さん(2年)。「インターハイを超える活躍を」と前を見据えた。小田原高の桒野未来さん(3年)は県トップレベルの練習を経て好調。「どんな立場でもチームに貢献したい」と神奈川の勝利を目指す。
相撲では、旭丘高の林怜哉君(3年)とチョイジル・スレン君(2年)が少年男子の部に出場する。3年連続で選出となった林君は、けがで辞退した昨年の悔しさもバネに、「高校3年間の集大成」と固い決意で土俵にあがる。初出場のチョイジル君は、やぐら投げなど四つ相撲からの投げが持ち味。予選で全勝すると個人戦への出場権が得られるため、「まずは全部勝って、団体個人とも上を目指したい」と声を揃えた。
監督、トレーナーも
また、小田原出身で湘南ベルマーレ所属の平塚次郎さん(37)がサッカー少年男子の、旭丘高相撲部の岸田光弘顧問(44)が相撲少年男子チームの監督を務める。トレーナーでは、陸上で市内田島の西湘治療院・川口桂さん(45)が代表選手たちをサポートする。
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