NPO法人小田原ガイド協会(堀池衡太郎会長)が設立20周年を迎えた。2月6日には湯本富士屋ホテルで「20周年記念会」が行われ、歴代の会長や会員らが節目を祝った。
1997年3月に、前身の小田原ボランティアガイド協会が設立された。2006年に現在の組織となり、これまで総勢224人の会員が小田原の観光を支えてきた。
活動内容は小田原城内や一夜城のガイド、小田原宿観光回遊バスの支援のほか、小田原の歴史・文学・自然に触れながら年間約20コースを巡る「自主企画ガイド」の企画など多岐にわたる。近年では、小田原駅東口駐車場や歴史見聞館から利用できるレンタサイクル事業も新たに加わり、計6事業により観光の発展に貢献している。
現在の会員数は47歳の女性から85歳の男性まで84人。当番制で日々約35人が活動しており、4月には1年間の養成講座を終えたメンバーも加わって会員数は100人に増える。
小田原城天守閣のリニューアルや圏央道の開通などを機に、小田原を訪れる観光客は増加。外国人や団体のみならず、地方からの家族連れや友人同士など個人のガイド利用も増えており、観光客からは「時間のロスがなく楽しめた」と感謝の声も多数届く。
記念会で堀池会長は「満20年。ちょっと冷えた成人式を迎えた。初代会長から4代目の会長、OB方に感謝し、これからもグリーンのベストと紺の帽子をトレードマークにして小田原の自然、歴史、文化を次世代に伝えていきたい。見て、聞いて、感じて。観光客の皆さんに『また小田原に来たい』と思われるように20周年を礎にさらに発展させたい」と話した。
また、加部裕彦小田原市副市長や小田原箱根商工会議所の山岡弘専務理事、小田原市観光協会の石田武会長ら多数の来賓も出席。加部副市長は「城址公園ガイドをはじめとした、小田原観光への尽力に感謝したい。これから東京オリンピック・パラリンピックに向けて、さらにインバウンド対策を強化していく上で皆さんの協力がさらに必要になる。より一層、小田原の観光事業を盛り上げてほしい」と公務で欠席した加藤憲一市長の言葉を代読した。
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