来年35周年を迎える小田原リズム体操協会(北川たつえ会長)が10月5日、これまでの功績が評され、2018年度の生涯スポーツ優良団体として文部科学省から表彰された。
文科省は地域や職場におけるスポーツの健全な普及と発展に貢献し、地域のスポーツ振興に顕著な成果をあげたスポーツ団体や関係者を毎年表彰している。
今年は全国各地から生涯スポーツ功労者158人、優良団体114団体(うち神奈川県内からは5団体)が表彰を受けた。市内では同協会が唯一受賞した。
10月に都内で行われた受賞式には北川会長らが出席。柴山昌彦文部科学大臣から賞状と盾が贈られた。受賞について会員らは「歴代の会長をはじめ、今まで続けてきた方々の全ての結果と考えています。見てくれる人がいるから励みになった」と満面の笑みを見せた。
北川会長は「市民の方の医療費がかからないように、これからも皆さんの健康維持やスポーツを始められるきっかけ作りに少しでもお役に立ちたい。会員も募集しております」と今後の活動に向け、さらなる意欲を示した。
市の事業にも貢献
同協会は、市教育委員会婦人体操教室の指導者と県立体育センター主催の生涯スポーツリーダー育成講座を修了した市民らにより、1985年に小田原リーダー会として発足した。
以降、30年以上に渡り幼児から高齢者まで幅広い世代の市民を対象とした定例会を毎月開催し、体力を維持するために考案した音楽に合わせて体を動かすリズム体操を伝えてきた。
98年には現在の名称に改名、かながわゆめ国体の際には、小田原市内で行われた競技の運営にも協力した。
その後も活動の幅をさらに広げ、市高齢介護課や社会福祉協議会、体育協会などの委託事業を実施している。
普及・促進に女性が活躍
現在、会員数は女性24人。ほとんどが日本スポーツ協会認定の有資格者だ。メンバーは市内の公共施設などで個々に教室を運営。世代別のニーズに合わせたプログラムやメニューを組み、リズム体操の普及と促進に取り組んでいる。
また、年に一度は各教室から生徒たち約200人が一堂に会して、日頃の成果を発表する場を設けている。
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