スマートフォンアプリを活用して市民の健康増進と健康管理につなげる小田原市の「健幸ポイント事業」の実証実験が4月からスタートした。
小田原市は、脳血管疾患の死亡率が県平均と比較し高い状態が続いているため、2013年度から健康寿命の延伸を目的に市健康増進計画で脳血管疾患予防の取り組みを重点的に進めてきた。
同計画では脳血管疾患の原因となる高血圧予防に向け、生活習慣の改善への取り組みを進めている。食に関しては適塩・減塩メニューの減塩普及事業を進めているが、市民の運動習慣が国の平均と比較して低いという課題もある中、運動に関する取り組みは十分に実施されていなかったという。
健幸ポイント事業は主に企業向けの福利厚生として展開している(株)グッピーズ(本社/東京都)と連携して行うもの。スマートフォンアプリを活用し、実証実験として健康増進及び健康管理に関する有効性を検証する。
市内在住の20歳以上が対象で参加にはスマートフォンアプリ「グッピーヘルスケア」のダウンロード(無料)が必要。
アプリでは、体重や歩数などを記録し、健康教室等イベントへの参加、健康診断・人間ドックの受診などでポイントが付与される。獲得ポイントが1000ポイント以上貯まるとギフト券が抽選で当たる特典もある。実施期間は今年4月から22年3月31日まで。
アプリで得られたデータは市と同社が管理し、効果が確認できればその後も継続することを視野に入れ、平均歩数の増加、運動の継続率、健康意識の変化などの実証実験を行い、毎年度ごとに効果検証と結果報告を行う。
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