IAAF世界リレー2019横浜大会が5月11日・12日に横浜国際総合競技場で開催され、男女混合2×2×400mリレーの日本代表メンバーとして相洋高校3年のクレイアーロン竜波選手が初出場。日本チームを3位入賞に導いた。
国際陸上競技連盟が主催し、リレー競技の世界一を決める国際大会。日本での開催は今回初めてで、出場24カ国が全9種目でしのぎを削った。
クレイ選手が登場したのは大会初日。男女2人のペアが2回ずつ交互に400mを走り、バトンをつなぐ同種目には8カ国がエントリーした。クレイ選手がペアを組んだのは、立命館大学の塩見綾乃選手。「周りの選手たち全員がトップレベル。(練習を行う)サブトラックの雰囲気から違っていた」と世界最高峰の独特の緊張感の中でレースに臨み、2走と4走を務めた。
日本はスタートから6位と出遅れたが、バトンを受け取ったクレイ選手が、最終コーナーを回って3位に押し上げる。「もう少しスピードを上げようと思っていたが、ほかの選手たちが思ったよりもスローペースだったので、落ち着いて50秒台で走ることができた」。第4走目としても安定した力強い走りで、最終コーナーでポーランドを抜き去りアメリカ、オーストラリアに次ぎ、トップと1秒44差の3位でゴールイン。タイムは3分38秒36だった。
高校生離れした走りでチームに貢献したクレイ選手は、「初めて走ったスタジアムの光と大歓声、すべての点で自分の中の世界観が変わった。世界3位という結果は素直にうれしい」と白い歯がこぼれた。
IH(インターハイ)かけ南関東へ
クレイ選手は相洋高校に戻り、5月18日・19日に横浜市内で行われた神奈川県高校総合体育大会に出場。男子4×400mリレーのアンカーを務め、優勝に貢献した。今後は、世界リレーに出場したことで、シード権が与えられた800mと1500m共に、インターハイ出場をかけて、6月14日から茨城県内で行われる南関東大会に挑む。
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