新型コロナ感染症対策としてのマスク着用について厚生労働省が5月20日、屋内外などの基準を示した。これを受け県がホームページで詳細を公開しているほか、小田原市や足柄下郡3町でもこれらの内容に基づいた周知や今後の対応の検討を始めている。
マスク着用について厚労省は「基本的な感染対策としてのマスク着用の位置づけは変更しない」とし、屋内は人との距離2m以上を目安に確保でき、会話をほとんど行わない、屋外はどちらかを満たす際に「着用の必要はない」等としている。
小田原市内の小中学校では5月末にマスク対応について、保護者に向けて文書を配布した。
厚労省の基準を踏まえた文部科学省の通知に基づいたもの。「気温・湿度や暑さ指数が高い日には、熱中症などの健康被害が発生する恐れがあるため、マスクを外す」等の指針から夏季の登下校中は熱中症の対応を優先し、2m以上の距離確保か会話がほとんどない場合は「マスクの着用は必要ない」としている。体育の授業は「必要なし」、運動部の活動はそれに準じた扱いとなる。
市学校安全課によると「これからの時期は熱中症の危険性が高まり、子どもの健康や安全に一層留意する必要がある。児童や生徒には状況に応じて着脱を指導していく」と話す。
箱根町と真鶴町は国や県の通知に沿った内容で保護者へ知らせ、湯河原町は各校に通知し、対応している。
また小田原市みどり公園課や市立中央図書館は「今後の状況をみて対応を検討中」という。
6月19日に2年ぶりに「おだわらキッズマラソン大会」を開催する(公財)小田原市体育協会は屋外競技中に密にならない場面ではマスク着用を不要とし、競技以外に関しては「国などの方針に沿って対応していく」としている。6月8日起稿
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