梅の里で新たな技術
神奈川県農業技術センターが開発した「樹木の樹体ジョイント仕立て法」が今年1月に特許を取得。今月2日には地域の特産物である「梅」を題材に総合学習を行っている下曽我小学校(田中誠校長/児童数203人)の3年生(35人)を前に実験が行われた。
梅の苗木を60cmほどの高さで折り曲げ、隣り合う苗木同士を繋ぐ新しい栽培方法。当日は昨年11月に同校児童が定植した苗木を使い、市梅研究会指導のもとジョイント作業が披露された。
同センターによると通常梅は、苗木の植え付けから収穫まで5〜6年掛かるが同方法では3〜4年で収穫に至り、新品種の早期普及や、生産量の確保が可能となるという。また低樹高により、剪定や収穫作業での高所作業が回避でき、作業時間の短縮にも繋がることから、将来的に生産現場での普及が期待されている。
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