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アマチュアカメラマンとして写真展を開催する 川田 文夫さん 市内寿町在住 71歳

公開:2016年5月14日

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富士に恋して半世紀

 ○…静岡県小山町で生まれ育ち、「身近にありすぎて特別な感情はなかった」という富士山。その価値を認識したのは、高校卒業後に小田原市消防本部へ就職してから購入した一眼レフカメラがきっかけ。職場の慰安旅行で使う程度のつもりだったが、もともと絵が好きなこともあって次第に風景写真を楽しむようになったある日、知人が撮影した富士山に感銘を受ける。「見慣れたはずなのに、被写体としてとらえるとやっぱりきれいだなと」。以来、ライフワークとして撮りためた富士山の写真は、ゆうに3千枚を超える。

 ○…撮影時のこだわりは雲。シルエットの美しさを際立たせる名脇役だ。天気予報を入念にチェックし、小田原を出発するのは決まって夜。「あそこから見える姿が一番好き」という河口湖付近など、撮影スポットに到着すると車中で仮眠しながらシャッターチャンスを待つ。月明かりに照らされる姿を狙うことも多いため、「完全な闇ではないけれど、やっぱり不気味」と苦笑するが、待望の瞬間を想像すればそれも気にならない。とはいえ、自然が相手。朝から晩まで一日中待っても望んだ光景が現れず、一度もシャッターを押すことなく帰るのも珍しくないが、「それも楽しみのうち」とさらり。

 ○…市消防本部の職員らによる富士登山隊。御幸が浜から富士山頂まで歩いて往復する過酷な恒例行事に参加し、これまで数回登頂を果たした。今夏は5合目から参加予定だが、「苦しいだけ。去年はリタイアだったし、今年も難しいかな。やっぱり、被写体としての富士山が好き」。

 ○…「お酒もたばこもやらない。カメラだけが唯一の楽しみ」と、撮影を続けて半世紀になる。画像が鮮明に再現されるフィルム撮影にこだわるが、費用がかさむのも事実。「あと何年できるか分からない」としんみり語りながら、「今はカメラよりも好き」という富士山にこだわり続ける。

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