松田町松田庶子在住の瀬戸曻さん(72)が集めた駅弁の掛け紙や空箱などが並ぶ「名所・名物・ノスタルジア 駅弁掛け紙コレクション展」が3月8日(水)から4月9日(日)、おだわら市民交流センターUMECOで開催される。午前9時〜午後10時、観覧は無料。主催は小田原鉄道歴史研究会とUMECO。
瀬戸さんは1964(昭和39)年、駅弁の製造・販売会社「株式会社東華軒」に入社。同社での商品開発業務をきっかけに収集を始めたコレクションの一部が展示される。
手のひらサイズの情報紙時代を映す愛蔵品
国鉄に勤務していた父に影響を受け、運転士を目指したこともある瀬戸さん。高校卒業後は、元来興味を抱いていた食の分野を志し、栄養士の資格を取得。東華軒入社後は商品開発や衛生管理、飲食店舗の設計など、多岐にわたる業務に携わった。
掛け紙や空き箱の収集歴は、1970年代後半に遡る。自社の容器開発をきっかけに弁当箱の形態に好奇心をくすぐられ、古くは江戸時代の手提げ型や寄木細工製など、およそ500点を手に入れた。一方の掛け紙は、旅先で買い求めたものはもちろん、瀬戸さんの収集歴を知る友人の伝手や古書店など、現在では約2000枚に及ぶ。
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今回のコレクション展は、30年来の知己であり、小田原鉄道歴史研究会の日達良文前会長の声がけで実現。瀬戸さんは、東京都の北区飛鳥山博物館や、開成町のあしがり郷瀬戸屋敷でも愛蔵品を披露したことがある。UMECOには、明治〜戦時中〜現代と時代をまたぐ掛け紙35点と、弁当の空箱26点のほか、駅弁販売員が着用していたハッピや東華軒の暖簾なども並ぶ。
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「掛け紙はね、時代を映す情報源であり、証人とも言えるんですよ」。コレクションを次から次に並べながら、瀬戸さんは語る。地味な単色刷りで、マルの中に公の文字が刻まれるのは、「公定価格」を表すもの。第二次世界大戦の開戦に伴い、物価統制令の敷かれた世相が読み取れる。
他にも御殿場線山北駅で販売していた中川販売店の鮎寿しの掛け紙や、パリのリヨン駅で販売された駅弁と同型の空き容器など、鉄道ファンのみならず、郷土文化や歴史の面でも見応えが十分だ。
会期中は月曜と21日(火)が休館。問合せは研究会の小室会長$070・6645・5877へ。
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