箱根町塔之澤を流れる早川に架かる「玉の緒橋」の完成100年を祝う式典(主催・小田原箱根商工会議所建設部会)が8月27日、湯本富士屋ホテルで開催された。同会議所、湘南建設業協会、県小田原土木センター、箱根町などからなる実行委員会は、橋の袂に記念プレートを設置。関係者らは、箱根観光の促進につなげたいと期待を込めている。
1920年に完成した玉の緒橋は、長さ25・8m、幅員8・5m(53年に下流側に拡幅)の上路コンクリートアーチ橋。実行委員会によると「関東大震災を耐えた県管理道路では最古の橋で、近代橋梁初期の技術を確認できる貴重な土木遺産」という。
式典には実行委員ら約10人が出席。完成当初のモノクロ写真をスライドで表示し、箱根の道路整備の歴史を振り返った。その後、玉の緒橋や塔之澤温泉郷について解説した記念プレートを橋の袂に設置した。
橋梁整備に先人の思い
この橋にまつわる歴史は古く、箱根町立郷土資料館の学芸員・高橋秀和さんによると、江戸時代の浮世絵師・歌川広重の作品の中には、当時の玉の緒橋とみられる木製の橋梁を描いた塔之澤の絵(同館所蔵)が残されている。高橋さんは「建設時期は不明だが、江戸時代前期にはあったのでは」と推測している。
明治時代には地域の有志たちが、現在の国道1号線となる小田原から箱根山中への道路を建設。大正期に入ると、神奈川県は1920年から25年にかけ、静岡県と「箱根国道」の整備を進め、その第一歩として同橋梁を完成させた。以後、玉の緒橋は現在まで、箱根の観光を支える重要な交通インフラとしての役割を担っている。
同部会の瀬戸良幸部会長は「先人たちの業績に感謝するとともに、これを機に箱根の観光を一層アピールしたい」と話した。
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