第18代、旭区長に就任した 濱 陽太郎さん 金沢区在住 55歳
つながる旭区、想い一つに
○…「つなぐ」「共感」「現場主義」―。3つのキーワードを掲げ、旭区の新リーダーとして一歩を踏み出した。人と人、人と地域がつながること、互いに信頼し思いやること、現場の職員や住民の声を聞くことを重視。「行政として究極の役割イコール、区民が心安らかに安全に暮らせる旭区」と捉え、「地域できめ細かい活動をする人たちを、どう支援するか考えていく」と意気込む。
○…旭区の印象は「自然が豊かで、温かい人が多い」。就任から日は浅いが、東日本大震災の被災地支援のために奔走する自治会や区民の活動を目の当たりにし、「旭区の底力と、地域の熱心さを強く感じた」と感心する。一方で引きこもりやニートなど、就労や自立の困難を抱えた若者の支援にも関心が強い。「深く探ると、虐待や障害などが背景にあることも。難しい問題だけど、旭区でもできることをしたい」
○…横浜市南区で生まれ育ち、1979年に横浜市職員に。これまで区役所や資源循環局など合わせて9カ所を経験している。「どこへ行っても多くの出会いや学びがあった。どれもこれも、自分の人生に欠かせない」。仕事では「想いを持って取り組むこと」を大切にしている。「毎年恒例の事業でもどうすれば区民の方に喜んでもらえるか、プラスアルファを付け加えないと」。職員それぞれ立場が違っても、良い連鎖が起こる仕掛けをつくり想いが一つになることで「何かがきっと生まれるはず」と強く信じる。
○…休日はプールに通い、水中ジョギングで運動不足を解消する。過去にはフルマラソンに出場した経験も。「沿道から途切れることなく声援を送ってくれるのが最高なんだよ」。足を痛めて今は走っていないが、「いつか再開したい」と夢を抱く。買い物がてら1人ハンドルを握り、ジャズやクラシックを聴くのも密かな楽しみだ。そんなささやかな日常を、大切にしている。
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