昨年発足した旭区災害ボランティア連絡会の会長 新野 純一さん 白根在住 76歳
有志の絆つなぐ「災ボラ」
○…災害時にボランティア団体を受け入れ、区内各所に配置する「旭区災害ボランティア連絡会」。昨年12月に発足した同会は、現在78人の区民が会員登録している。「まずは互いの顔が見える関係作りをしていきたい。会員は自治会長や民生委員などさまざまな活動をしている人が大勢いる。それぞれが持つ知恵を出し合い、”より良い旭区”にしていければ」と意気込む。
○…発足して10ヵ月。設立準備には約3年の歳月をかけたが「まだまだこれから」と話すように、やるべきことはたくさん。災害ボランティアコーディネーターの養成や、会員同士でのニーズ把握勉強会などさまざまある。「明確な基準がないから、一つひとつ決めていかないと。自分は結果よりも、過程が大切だと思う。時間がかかったとしても、みんなで一緒に考えていけば、自然と良い結果につながっていくんじゃないかな」
○…60歳で定年を迎えるまで、会社と自宅の往復中心の「仕事人間」。「自分が住んでいるのに、地域のことを全然知らなかった」と振り返る。定年後「これまでの恩返しに」と、町内会長や民生委員をはじめ、地区センターで中途障害者へのボランティア活動などを始めた。「とにかくいろんなことに興味が湧いてきて」。区のボランティアセンター立ち上げにも関わり、コーディネーターとして活動していた。災ボラへの参加も、「災ボラとボランティアは何が違うんだろう」と関心を持ったから。「他区の活動を見て、旭は行政、連合などいろんな団体を巻き込んで立ち上げるべきだと思った。地域が一緒になって災害時に備えなければ」と気を引き締める。
○…昔はゴルフなど趣味を楽しんでいたが、「今は忙しくて時間が取れないよ」と笑う。会議や打ち合わせ、自宅での資料作成など、頭の中は活動のことでいっぱい。「なるべく考えないようにしてるけど、ついついあれもこれもって出てくる。旭区のためになるなら」
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