一般財団法人「若葉台まちづくりセンター」の理事長を務める 森本 敏昭さん 金沢区在住 66歳
”熟成された街”さらに先へ
○…若葉台地区のマンションの管理や販売をはじめ、コミュニティバスの運行、タウン誌の発行など、さまざまな事業を行う「若葉台まちづくりセンター」。同団体の理事長に就任して3カ月。若葉台について、「自然が多い街。住民同士の結束力が強く、住んでいる人が街を築いてくれている」と話す。地域の絆が強い同地区は、「熟成された街」。そんな街の舵取り役としてさらなる発展を目指す。
○…若葉台の課題は、建物の老朽化と少子高齢化。同団体の理事長として、「安全面では建物の耐震対策などを進める。安心面では、子育て支援施設の拡大などに取り組むことで、若い人を街に呼び込みたい」と語る。街をハード面とソフト面の両側からサポートすることで、安心・安全なまちづくりを目指す方針を、責任感に満ちた目で話した。
○…磯子区の生まれ。幼い時から「ものづくり」が大好きで、「ラジコンなどを徹夜で夢中になって作り上げたものです」。幼少期の影響もあってか大学では工学部に所属。卒業後は友人の多い横浜から離れたくないという思いもあって、神奈川県住宅供給公社へ就職した。入社して数年が経った頃、当時の一大プロジェクトだった若葉台開発第1期事業の設計監理に携わることに。街を一からつくるという大規模な計画に、「これをやらせてもらえるのかと思い、興奮しました」と当時を振り返る。「よくぞここまで」と街として成熟した今の若葉台を思う姿は感慨深げだ。
○…趣味は「神輿を担ぐこと」。神輿保存会に所属し、約35年、県内をはじめさまざまな祭りに参加した。「若いころは(祭りの多い)5月から10月の間は、毎週のようにどこかのお祭りに行っていました。やってみるとハマるんです」。熱中しすぎて家族から「いい加減にしなさい」と注意されたことも。それでもたまに血が騒ぎ、神輿を担ぐ。熱い気持ちを胸に、仕事にも私生活にも全力を注ぐ。
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