旭区民生委員児童委員協議会の会長を務める 峰松 雅子さん 若葉台在住 72歳
”遠からず、近からず”の関係
○…昨年12月、3年に一度の一斉改選が行われ、会長に就任した。「まだ必死にやっているところ。各地区の会長さんや役員さんの協力があってこそ」と周囲に感謝する。今年は民生委員制度が創設されて100周年。節目となる年に、大きな役を任せられた。「大役を引き受けて、どうしようという気持ちもあるけど、気負わず、協議会がひとつの輪になれるようにしていきたい」と意気込む。
○…高齢者や障害者などの要支援者の見守りや虐待の早期発見、生活困窮者などの相談・支援を行う民生・児童委員。「身近な相談者」として地域に寄り添い、安心して暮らせる地域を目指す。現在旭区では定数332人に対し、27人が欠員している。「7月の欠員補充に向けて、地域に民児協をアピールしていく。私たちも努力していかなければ」と気を引き締める。
○…平成元年に自治会長の推薦を受けて民生委員の委嘱を受けた。「もともと地域でボランティア活動をしていたので、社会奉仕の精神は体の中にあったのかも」と振り返る。民生委員を務めて今年で29年目を迎えるが、当事者から言われた忘れられない言葉がある。”遠からず、近からず、やっているね”。自宅への訪問はバランスが難しく、時に「うっとうしい」と思われてしまうこともある。そんな中、自分のやり方が認められた瞬間だった。「これは私の財産。その方の性格や健康状態を見ながら、アンテナを高くしておくことが必要」。常に初心は忘れない。
○…佐賀県出身で、結婚を機に横浜に越してきた。今でも九州が恋しくなることがあるが、若葉台の居心地の良さも気に入っているという。これまで民生・児童委員を務めてきた中で得たものの一つに、「人とのつながり」がある。「日々の活動の中で、『きょうも笑顔があったな』『会話ができたな』って、エンジョイしながらやってます」。明るい笑顔を見せた。
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