神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2013年7月18日 エリアトップへ

町田吹き矢健康会の代表を務める 内藤 幹弘さん 木曽西在住 73歳

公開:2013年7月18日

  • LINE
  • hatena

空白を埋めるコミュニティ作り

 ○…「ビフォーアフターを知ってもらいたい」。1年半ほど前から、中国気功からヒントを得た呼吸法を取り入れた「健康吹き矢」を主宰し活動を広げている。今では80代まで50人以上が楽しみ、参加者同士が仲間を増やしている。「腹部の丹田を意識し、型どおりに矢を吹くことで、呼吸器官を患った人も少しずつ矢を吹けるようになり、また緊張と緩和を繰り返すことで表情もよくなり、『顔つきが変わったね』と言われる人も多くいる」という。

 ○…静岡県清水市(現静岡市)で農家の長男として生まれる。いたずらっ子で、「同窓会には行けないよ。当時の悪行を責められるからね」と笑う。高校卒業後、家業を手伝いながら、「世の中をもっと見たい」とキリスト教を学ぶために東京の大学に進学。ただ卒業はしたものの「自分の考えとは違う」と、法政大学に入学した。学生闘争が盛んなキャンパスで、ともに主張を述べ、機動隊と対峙したことも。

 ○…3年前から毎週日曜日にサンデーマーケットを開催している。参加者らは自ら育てた野菜や花のほか生活雑貨などを持ち寄り、フリーマーケットのように店を並べる。「『行政の空白、社会の空白』を埋める活動がしたかった」と仕事を息子さんにバトンタッチし、活動を始めた。「行政サービスが休みの日曜日に、一人暮らしの高齢者や引きこもりの人たち、体が不自由な人が集まれる場所にしたい」と今では様々な人が集まるコミュニティに成長した。「引きこもりがちだった人が来るたびにオシャレになり、また仕事ができるようになった。スタッフみんなが驚いたよ」

 ○…今後は更なるコミュニティ作りを考えている。「偶然性をクリエイトしながら充実した社会を作りたい」。人と人とのつながりは偶然性が多く、人の才能も偶然性から発揮されることが多々ある。人と人が会うことで想像できない程素敵な社会になればと願う。
 

町田版の人物風土記最新6

石井 康一郎さん

沖縄に伝わる演舞であるエイサーが披露される催しの実行委員長を務める

石井 康一郎さん

旭町在住 51歳

4月25日

川崎 哲哉さん

相原地区の一押しスポットを紹介するかるたの製作に取り組んだ

川崎 哲哉さん

相原町在住 61歳

4月18日

渋谷 りゅうきさん

町田市防災アンバサダーに就任したユーチューバーのメンバーである

渋谷 りゅうきさん

町田市在住 40歳

4月11日

hirocoさん(本名:関口裕子)

鶴川で朗読と歌唱のコンサートを今週末行う

hirocoさん(本名:関口裕子)

山崎町在住

4月4日

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook