今年50周年を迎える町田青年会議所の第50代理事長に就任した 小林 祐士さん 原町田在住 37歳
みんなを引っ張るリーダーに
○…20歳から40歳の青年経済人が、街づくりや地域活性化に向けた活動に取り組む町田青年会議所(JC)。50周年を迎える同会議所で、自ら手を挙げて元日に第50代の理事長に就任した。今年のスローガンは「故きを温ねて新しきを知る〜呼び覚ませ!町田JCの魂を〜」。ここまで築き上げてきた先輩たちに敬意を表するとともに、将来に向けて次のステップを踏み出すきっかけになる年にしたいと考えている。
○…「選ばれたうれしさがある反面、責任の重さを強く感じています」。かつては会員が100人を超えることもあったが、今年は66人でスタート。新しく入会してきた人にサポート役を付けるバディ制なども始め、新規入会と会員の定着を図る。「町田をより良い場所にするために、力を貸してほしい」と話す。
○…公認会計士と税理士の資格を持ち、同じ事務所で働く父親は第21代目の理事長だ。目指すのは人と人のつながりを大切に、会員を一致団結させて引っ張っていけるようなリーダー。その穏やかな話しぶりや表情からは見えない、心のうちに秘めた熱い思いがひしひしと伝わってくる。闘争心は幼稚園に通うころから社会人になっても続けていた剣道で養われた。
○…家庭に帰れば5歳と2歳の子を持つ父親の顔に戻る。秋には周年行事や記念事業を控え、スケジュールはぎっしりだがシバヒロなど地元で子どもたちと遊ぶ時間は作りたいと考えている。気持ちの切り替えや、時間ができたときにふと立ち寄るお気に入りの場所がある。幼少期に母親に連れられて行って以来、気分が高揚する文房具売り場だ。今も書類へのサインなどは万年筆を使う。剣道、仕事、そしてJC。気が付けば父親と同じ道を歩んできたが、本人にその意識はない。自身の子どもたちにも好きな道を進んでもらいたいと考えている。とはいえ、親子三代の理事長が誕生する日もあるかもしれない。
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