神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2020年1月16日 エリアトップへ

横浜市 「指定ごみ袋制」検討へ 環境への配慮も背景に

社会

公開:2020年1月16日

  • LINE
  • hatena
現在の集積場所のようす
現在の集積場所のようす

 家庭から排出されるごみについて、横浜市が指定ごみ袋制度の検討を開始する。分別の効率化や植物由来素材などを使った環境負荷の少ない指定袋を導入することによる温暖化対策がねらいだ。

 市では現在、ごみを出す場合、中身がはっきりと確認できる透明か半透明の袋に入れてごみを排出するルールで、スーパーマーケットなどのレジ袋でも排出することが可能だ。

 ただ、7月から全国の小売店でレジ袋の有料化が義務づけられるほか、昨今、海洋プラスチック問題が大きく報じられるなど、環境問題に対する社会機運も高まっている現状もある。また、市内の外国人人口が増え分別ルールの多言語表記が求められるといった社会的な背景もあり、資源循環局政策調整部は「指定ごみ袋について検討を進めるにはいいタイミング」と話す。

 林文子市長は市議会12月定例会の中で「指定袋の導入は効率的な分別を促すことに加え、バイオマスプラスチックの使用により、温暖化対策にも有効」と答弁した。

時間かけ判断

 同部によると、今後は制度導入によるメリットや課題点の把握に努めるほか、植物由来の原料を配合したバイオマスプラスチック素材など、環境負荷の少ない商品に関する調査も進める方針で、「市民サービス向上という観点から前向きに検討を進めるが、導入の是非も含めしっかりと見極めたい」としている。

 また、指定袋制度を導入する場合は「市民の理解と相当な周知期間が必要。メーカーや販売店との調整も必要となる」とし、性急な制度導入には否定的な姿勢を示している。

有料化導入は

 指定袋制度は全国20の政令市中13市で導入している。このうち札幌市や京都市など9つの市が袋の代金にごみの回収・処理費用を上乗せした有料化制度を導入しているが、同部は「市民負担とならないことを前提としつつ、有料化の可能性についても調査・研究を進めていく」とした。

緑区社会福祉協議会

〒226-0019 横浜市緑区中山2-1-1 ハーモニーみどり1階

http://www.midori-shakyo.jp/

<PR>

緑区版のトップニュース最新6

提供店登録制度を新設

ハマの元気ごはん

提供店登録制度を新設

横浜市、健康づくり促進へ

10月10日

65歳のがん検診無料化

横浜市

65歳のがん検診無料化

退職での受診離れ防止へ

10月3日

災害時の伝言板 無償配布

安心活プロジェクト

災害時の伝言板 無償配布

高齢者が有償ボラで製作

10月3日

3氏で争う構図か

神奈川8区(青葉区・緑区)

3氏で争う構図か

次期衆院選前に本紙調査

9月26日

機能発揮に協力「不可欠」

横浜市下水道

機能発揮に協力「不可欠」

浸水対策、整備は着々

9月26日

サイエンス・ラボが始動

横浜市

サイエンス・ラボが始動

新たな教育データ構築

9月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月26日0:00更新

  • 9月19日0:00更新

  • 9月12日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

横浜できのこ好きの祭典

入場無料

横浜できのこ好きの祭典

10月26、27日にMMテラスで

10月26日~10月27日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook