緑警察署で1月30日、闇バイト防止リーダー養成サミットが行われた。区内中学校の生徒13人が集まり、犯罪に加担しないようにするにはどうしたら良いかなどについて話し合った。
東京都狛江市の住宅に強盗が入り、高齢女性が殺害された事件がきっかけとなり注目を浴びている闇バイトは、SNSなどを使って強盗や詐欺などの犯罪の実行犯を募集するというもの。
同サミット(緑警察署主催、緑区学校警察連絡協議会協力)には、区内の中学校7校から13人の生徒が参加した。冒頭で、犯罪加担防止を目的に作成された動画を上映。「高額バイト」や「即日即金」などの甘い言葉を信じて申し込んでしまった結果、犯罪への加担につながり、少年でも処罰されることなどが周知された。また、同署署員は「闇バイトの問題は子どもたちだけで解決できないので、悩みは一人で抱え込まないで、信頼できる大人や警察に相談するように」とアドバイスした。
また、生徒たちは「闇バイトはどういう仕事をすると思うか」「闇バイトに一度でも足を踏み入れると、その後どんなことがあると思うか」など、犯罪防止に関する検討課題についてグループごとに意見を出し合った。その後の発表では「高齢者のクレジットカードなどをだまし取ることや、強盗などをさせられると思う」「逮捕されてその後の人生が台無しになる」「高額な収入を当てにして繰り返してしまうのではないか」などの意見が出ていた。
サミットの最後には同署の飯塚宏司署長が、参加した生徒に委嘱状を手渡した。あいさつに立った飯塚署長は「今日話し合ったことなどをそれぞれの学校に戻ってみんなに伝えてほしい」と言葉を掛けた。山入端(やまのは)晃志くん(鴨居中2年)は「それぞれの考えを聞けて参考になった。全校生徒に伝えたい」と話した。
同署によると、県警が2023年に特殊詐欺に関わったとして検挙した未成年者の人数は55人(暫定値)。内訳は中学生3人、高校生19人、大学生3人、有職7人、無職23人。
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