鶴見川鴨居河川敷を拠点に環境保全活動を行っているみどり・川と風の会(佐々木康雄代表)は毎年、地域の子どもたちが制作したミニこいのぼりを鴨居駅北口の鴨池橋のたもとに掲示する活動を続けている。2月14日には、同会のメンバーが緑小学校を訪れ、同校2年生約140人にミニこいのぼりの作り方を指導した。
鶴見川を学ぶ場面も
体育館に集まった子どもたちを前に、同会の橋本昭二さんは、鶴見川に関するさまざまな情報を紹介。鶴見川の総延長は42・5Kmで、フルマラソンの距離と近いことなどを伝えると、児童たちは興味津々な様子で聞いていた。
その後、ミニこいのぼりの制作がスタート。さまざまな色の布を各自1枚ずつ選び、ペンで思い思いの絵を描いてミニこいのぼりを作った。中には、目玉を赤や青、オレンジのペンで描いたり、カラフルな鱗を描いたりする児童もおり、それぞれが個性あふれる作品を仕上げた。子どもたちは「皆で作れて楽しかった」「こいのぼりを見に行くのが楽しみです」と話していた。
同校の寺澤みゆき校長は「何年かぶりに地域との交流が復活してうれしい」、同会の佐々木代表は「びっくりするくらいきれいに描く子もいた。喜々として制作している姿を見ると、こちらも楽しくなってくる。こうした経験を通じて、将来『私の故郷は鴨居』と思ってくれるとうれしい」と語った。
竹山小、鴨居小でも制作
同会によると、コロナ禍の影響でここ数年、メンバーと共に子どもたちがミニこいのぼりを作る活動は自粛していたが、今年から再開。同校のほか竹山小の児童も制作し、今後、鴨居小でも実施する。新たなミニこいのぼりは計約250点に上る予定で、同会が回収後、4月下旬に鴨池橋のたもとに掲示する。作品は5月の連休中まで見られるという。
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