神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2024年5月30日 エリアトップへ

新治市民の森愛護会 森の中でミニ演奏会 間伐材でバイオリン制作

社会

公開:2024年5月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
演奏を披露する伊藤さん
演奏を披露する伊藤さん

 新治市民の森内の池ぶち広場で5月26日、伊藤風人(ふうと)さん(15)による「ヴァイオリンミニ演奏会」が開催された。伊藤さんが演奏したバイオリンは同市民の森で伐採された木材を加工したもの。演奏を終え「貴重な体験になった。これも一つの森の循環だと思う」と伊藤さんは語った。

 ミニ演奏会は、同市民の森愛護会(野田重雄会長)の会員らが見守る中で行われた。伊藤さんは『チャルダッシュ』(モンティ)や『ニュー・シネマ・パラダイス〜愛のテーマ』(モリコーネ)など3曲を演奏。森の中に染み込んでいくような演奏を聴いた会員らからは大きな拍手が贈られたほか、「野鳥たちが演奏に合わせて鳴いているように感じた」といった感想が寄せられた。

 伊藤さんは、小学1年生から中学3年生まで、霧が丘にある横浜シュタイナー学園に通った。小学4年生からバイオリンを習い始めた伊藤さんはある時、バイオリン職人の自伝書を目にして「自分も作ってみたい」と思うようになったという。以前から、同学園の保護者であり同愛護会会員でもある小山哲哉さんが独学でバイオリンの制作経験があるという話を聞いていたことから相談をすることに。その結果、市民の森で伐採されたサワラとケヤキの間伐材を譲ってもらったという。その後は小山さんから借りた工具を使用し、指導を受けながら1年以上をかけて完成させた。制作での苦労を伊藤さんは「縁に施す細工を掘る所が一番難しかった」と振り返った。

 バイオリン制作がきっかけとなり、現在は同愛護会にも入会している。ミニ演奏会終了後は、会の活動に参加し、原木しいたけを栽培するための菌を植え付ける作業に汗を流した。

会の活動に参加する伊藤さん
会の活動に参加する伊藤さん

緑区版のトップニュース最新6

9年ぶりの栄冠に沸く

選抜チーム「オール緑」

9年ぶりの栄冠に沸く

「ベイエリア杯」一丸で制す

3月27日

通電火災対策を加速

横浜市

通電火災対策を加速

感震ブレーカー普及促進

3月20日

子宮頸がんに新検診

横浜市

子宮頸がんに新検診

早期発見へ 支援体制強化

3月13日

中学生と語る選挙の課題

中学生と語る選挙の課題

意見交換会を初開催

3月13日

火災大幅増、啓発を強化

緑消防署

火災大幅増、啓発を強化

商店街、外国人らも協力

3月6日

機動的な避難設備導入へ

横浜市

機動的な避難設備導入へ

全国初「TKB」で環境改善

3月6日

緑区社会福祉協議会

〒226-0019 横浜市緑区中山2-1-1 ハーモニーみどり1階

http://www.midori-shakyo.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月27日0:00更新

  • 2月13日0:00更新

  • 1月23日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年3月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook