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土谷宗玄さんに聞く 「きっかけは子どもから」
長津田町在住の土谷宗玄さん(38)は現在、都筑区内の中学校で教諭を務めている。過去には小学校教諭も務め、多くの子どもたちと関わってきた。陸上競技やダンス、DJなどのカルチャーとも深く関わってきた経験があり、教育活動に関わってからも活動している。そんな土谷さんに、自身で出版した詩集と絵本への思い、担任した子どもたちへ伝えたいことを聞いた。
「前を向いて生きて」
これまで関わってきた教え子たちに、「前を向いて生きてほしい」という思いから、生き方についてのメッセージを綴った詩集と絵本を作成した。詩集の1ページ目は自身が撮影した海の写真。絵本の1ページ目は同じ海の写真をイラストに描いたものだ。「生き方を考えた時、海が特別なものだった」と土谷さんは話す。
「海の景色、伝えたい」
「ダンス活動の中で、単にダンス技術を追い求めるのではなく、様々な人との出会いや関わりを大切にしました。クラブイベントで、DJと知り合い、影響を受けて音楽との関わりが深まっていきました」。単にDJの技術を求めるのではなく、レコード店やカフェ経営、ファッション、空間プロデュースと様々な方法で表現している姿に心を惹かれたという。
そして、多くのアーティストや音楽プロデューサーと出会う中で、音楽観が構築されていった。現在、土谷さんは心象風景で共感できるアーティストや曲を大切にしている。土谷さんの心象風景は、サーフィンで体験した、美しい海の景色。この景色や、これまで出会った多くの人から生き方や考え方に影響を受け、それが生きる原動力となっている。
2冊の本には、原動力となった海の景色を、子どもたちに伝えたいという思いが込められている。「音楽を通して、心の深い部分で多くの人と景色を共有できたら」と笑顔を見せた。
夢を追いかけ、再会を
3年前、土谷さんは区内の新治小学校で4年2組を担任した。
その年の3月に子どもたちと保護者の方と、準備してきたタイムカプセルを閉じたという。再会して開く約束をしたのは10年後。現在、中学生の子どもたちが20歳の時だ。「タイムカプセルを閉じた日に、10年後もしっかり生きていようと思いました。詩集や絵本など、自分が夢を追いかける考えをより深められたのは、あの日だと思います。子どもたちに負けないように、夢を追いかけて、再会したいと思います。改めて、子どもたちや保護者の方、PTA会長を始め役員の方々、地域の方々には感謝しています。茨城県にある『新治小学校』とも学習交流を行い、その時の思い出の品もタイムカプセルに入れています。今から7年後の3月、タウンニュースでもぜひ、取材してほしいですね」と笑った。
今年3月、全日本特別支援教育研究連盟で活動した教育実践が雑誌にも掲載されるという。
都筑区版タウンニュース1月7日発行号にも、土谷さんのインタビューが掲載される。陸上競技やダンスへの思いを語っている。都筑区版のウェブ版タウンニュースでも、見ることができる。
土谷宗玄さん【緑区在住】
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