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緑区版 公開:2023年7月27日 エリアトップへ

みどり・川と風の会 川沿いの植物 写真で紹介 1年掛け撮影し、冊子作製

社会

公開:2023年7月27日

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冊子を紹介する長久保さん(中央)と、佐々木代表(左)ら
冊子を紹介する長久保さん(中央)と、佐々木代表(左)ら

 鶴見川鴨居河川敷を拠点に環境保全活動を続けているみどり・川と風の会(佐々木康雄代表)がこのほど、『鶴見川鴨居はステキなところ』と題した冊子を作製した。A4判のオールカラーで表紙、裏表紙を含め32頁。鴨居駅そばの鴨池橋の下流にあり、樹木が生い茂るエリア(通称「クルミが原」)の植物を写真約200点と解説文で紹介している。

 写真は昨年4月から今年3月まで1カ月ごとにまとめらており、年間を通じた草花の変化などを楽しめる。また、植物の名称を紹介した頁では、クルミやヨモギなど食べられる種類や、花粉などのため「歓迎されない植物」も表示するなど工夫を凝らした。

撮りためた写真を冊子に

 ほぼ全ての写真を撮影したのは同会の長久保真里さん。昨年4月、同河川敷での植物観察会に参加できなかった友人に「せめて写真で見せてあげたい」との思いから、クルミが原での植物撮影を始めた。数カ月にわたり撮りためた写真について昨年12月、同会のメンバーが「冊子にまとめないか」と提案したのが制作の契機になった。

 同会は冊子を130部作製。完成品を初めて手に取ったとき「感激して涙が出た」と長久保さんは語る。

知識を人の役に立てたい

 長久保さんが植物に強く惹かれたきっかけは40数年前、区内竹山にある公園でのエゴノキとの出合いだった。「可愛い実が付いていて、どんな植物なのか知りたくなった」。書籍などを読み込むうちに、自ら調べて学ぶ喜びに目覚めた長久保さん。以後、多様な種類について独学で知見を深めていった。現在もその豊富な知識を生かし、自然観察会などでは多くの地域住民に植物の生態などを解説している。

 同冊子について佐々木代表は「今後、鴨居近隣の小学校などに寄贈したい。地元の植物の知識を深めるための教材として活用してもらえたらうれしい」と話している。

読者5人にプレゼント

 同冊子を読者5人にプレゼント。希望者は住所、氏名、年齢、電話番号、紙面の感想を明記の上、はがき(〒225―0014横浜市青葉区荏田西2の1の3(株)タウンニュース社横浜北支社緑区編集室「冊子プレゼント」係)、またはメール【メール】midori@townnews.co.jpで応募を。締切は8月3日(木)必着。当選者の発表は冊子の発送を以って代える。

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