第17回統一地方選の横浜市議選、神奈川県議選が4月10日に投開票された。旭区選挙区の市議選は古川直季氏(42)、県議選は磯本桂太郎氏(48)の自民現職がトップ当選を果たした。民主は市議の現職2人と県議新人1人、公明は市・県の現職各1人が当選した。みんなの党は市議新人が1議席を確保し、共産は市議現職の1議席を失った。
定数6の市議選最終枠かけ接戦
6議席を現職6人、新人2人の計8人が争った市議選。議員の政策立案や地域の絆などを訴えた古川氏は、前回を約1500票上回り、3回連続のトップ当選となった。「全国で地方分権が進む中、横浜でも地方議会の役割が問われている。地域住民の声を聞き、絆が深まるような情報提供に着手したい」と5期目への決意を語った。
現職組の和田卓生氏(57)、小粥康弘氏(43)、佐藤茂氏(56)は手堅く票を集め、それぞれ前回と同一順位で再選を果たした。
市内14候補中13人が当選したみんなの党は、新人の大岩真善和氏(40)が旭区の5番目に食い込んだ。「(区民の)選挙への関心の高さを感じた。条例提案に取り組み、新しい政党として議会本来の機能を取り戻したい」と力を込めた。
残り1枠を現職の民主・五十嵐節馬氏(45)と共産・河治民夫氏(59)、地域政党「ヨコハマ維新の会」新人・土田龍司氏(58)の3人が争い、五十嵐氏が接戦を制した。河治氏は約800票およばず再選を逃した。議員報酬と定数の半減を訴えてきた土田氏は票を伸ばせなかった。
投票率は前回比2・38ポイント減の48・05%。全市の46・73%を上回った。
県議選、民主新人くい込む
定数3の県議選で、民主新人・合原康行氏(56)とのトップ争いを制した磯本氏は「対話に手応えを感じている。今後も現場の声を生かし、政策に反映させたい」と抱負を語った。公明現職の小野寺慎一郎氏(55)は3期目の再選。無所属元職の澤木優輔氏(53)はスタートの出遅れも響き、約4000票差で次点だった。
投票率は前回比2・37ポイント減の48・06%。全県の45・69%を上回った。
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