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旭区版 掲載号:2012年4月19日号 エリアトップへ

四季の森小 地域、幼保と積極交流 開校1年 街全体で“子育て”

社会

掲載号:2012年4月19日号

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新入生と一緒に手遊びをする上保副園長
新入生と一緒に手遊びをする上保副園長

 小規模校の再編統合により開校した市立四季の森小学校(深山喜美子校長)が、4月で開校1年を迎えた。地域住民が児童の見守りや支援に取り組むとともに、学区内の幼保園と積極的に交流している。

 同校は、旧ひかりが丘小と旧大池小両校の児童減少により、統合した。

 児童数は4月11日現在331人で、各学年2クラスずつ。45人の1年生が入学したが、昨年開校時の児童数約370人と比べると、減少している。

 再編統合により、同校がある上白根連合自治会(中野保弘会長)は1小学校、1中学校に。そこで上白根中学校と連携し、学校運営協議会を設立した。

 さらに地域住民で「上中・四季小サポーターズ」を結成。月1回、折り紙教室や、大学生ボランティアに学習指導をしてもらう「土曜塾」を開催。メンバーが児童の社会科見学に同行するなど、現場を支援している。

 同校では幼稚園と保育園との連携にも積極的だ。地区内にある四季の森幼稚園、横浜市ひかりが丘保育園、土と愛子供の家保育所第二の3園1校で、幼稚園行事への参加や、一緒におみこしを作るなど、統合後は今まで以上に交流を深めている。

 4月には新入生がスムーズに学校生活に馴染めるよう、3園の職員が学校を訪れ、絵本の読み聞かせや一緒に手遊びをする取り組みも。四季の森幼稚園の上保美子副園長は「緊張している子どもたちがリラックスし、知っている職員が来ることで安心感につながれば」と話している。

子育て世代住める環境に

 同校学区の上白根連合は高齢化が進んでおり、市営ひかりが丘団地は半数以上の世帯が60歳以上となっている。

 中野会長は「地区内は住宅開発できる土地がなく、市営団地への入居は条件があるため、子育て世代が増える見込みは薄い。しかし入居条件緩和などを提案し、何とか住んでもらえるような環境整備をしていきたい」と話す。

 深山校長は「地域の方から、街から子どもたちの声が聞こえなくなるのは寂しいという声もいただいた。今後も街全体で、一緒に子どもたちを育てていきたい」としている。
 

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