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旭区版 掲載号:2012年6月21日号 エリアトップへ

現場主義で課題解決 就任1年 濱区長インタビュー

政治

掲載号:2012年6月21日号

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「旭区をふるさとに感じてほしい」と語る濱区長
「旭区をふるさとに感じてほしい」と語る濱区長

 5月9日に発表された2012年度の区政運営方針を受け、本紙では濱陽太郎旭区長にインタビューを実施した。今年5月で就任一年を迎えた濱区長は、「『安心』『健やか』『ふるさと』旭」を基本目標に掲げ、前年度同様、現場主義で課題解決を進めていく姿勢を見せた。(聞き手/本紙記者・石森絵梨)

 ――区長就任一年の手応えをお聞かせ下さい。

 「この一年は本当に楽しく、勉強になったというのが実感です。地域の皆さんはとても温かく、旭区には多くの人を受け入れる土壌があるように感じました。それは、高齢者や疾患のある方などに対し、給食サービスをはじめとした福祉活動を自然に行っている雰囲気があるからかなと思いました」

 ――5月21日はビッグイベントとも言える金環日食の観測がありました。

 「金環日食は本当によかったですね。昨年11月ごろに旭区が観測に適している場所と知り、区職員で『金環日食プロジェクト』を立ち上げました。私は催しごとを地域一体で楽しむことはとても大切なことと考えています。それは、ふるさとを誇りに感じ、もっと好きになれる機会になるからです。プロジェクトでは、区職員からアイデアが出てきて、金環日食をモチーフにしたお菓子を地域の事業所が販売するなど素晴らしい企画も生まれました。また、区のマスコットキャラクター『あさひくん』をPRする機会にもなりました。

 当日はズーラシアに行きましたが、天気が悪く太陽も見えない状態。ダメかなとも思いましたが7時33分ごろに見えて、まさに奇跡の一瞬でした。地域の皆さんが、その一瞬に空を見上げ『わぁっ』と歓声を上げたと思うと、とてもうれしいですね。この日見た記憶を思い出として、旭区をふるさとに感じてもらうきっかけになったのではと感じています」

 ――この一年で注力したことは。

 「継続した地域への活動支援や、不満が出ないような窓口サービスの徹底でしょうか。前年度から共通したテーマ『つながり』『共感』『現場主義』を愚直に行うことが重要だと考えています。例えば、窓口での応対では、どれだけ悩みに共感できるかが大切です。不安を改善、軽減させ、その上で行政として何ができるかを考えるようにと職員には言っています」

地域の声を具体化

 「地域の皆さんはさまざまな活動を熱心にされているので、それを支援することも大切です。旭区の要望を市に届けるのが私の役目なので、これからも地域の声を聞かせてほしいですね。

 これから開かれるタウンミーティングは(6月12日時点)、地域の課題を直接聞かせてもらう機会になります。聞いた話を局に伝えて具体化するのですが、私たちは直接話を聞いているからこそ、自信を持って発言できるんです。そのためにも、職員が各地区を担当する「地区担当制」のやりとりも重要になってきます」

 ――今年度の区政運営方針についてお聞かせ下さい。

 「基本目標『安心』『健やか』『ふるさと』旭が自主企画事業全てのコンセプトになっています。特徴的なのは『市立保育所を活用した養育支援強化モデル事業』です。保育現場の第一線である保育所を拠点とし、地域が一体で養育支援や虐待予防を行います。保育士の質や意識も高まるのではと期待しています。さらに今年度は禁煙対策や自殺予防対策も意識していきます。自殺予防対策では、職員向けの研修会を開き、来庁者の変化に気づけるようになればと思います。

 また、先日は区内でも親子の孤立死がありました。高齢者の方々がどう地域とつながっていくかは課題の一つです。そのための前提として、日ごろから地域で一緒に楽しめているかどうかが問題になってきます。長い目で見ると、若いうちから地域とのつながりが必要になると思っています」

 ――区民にメッセージをお願いします。

 「さまざまな課題はありますが、現場に赴き地域の方々と一緒に向き合っていきたいと考えています。良いこと・悪いことを含めて、いろいろ教えていただき、よりよい区役所と地域の関係をつくっていければ。今後も旭区をより好きになってもらえるよう、魅力を発信していきます」
 

インタビューに応える濱区長(左は本紙石森)
インタビューに応える濱区長(左は本紙石森)

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