朝食を取ることの重要性を知ってもらおうと、「旭区ヘルスメイト」(食生活等改善推進員・上島汐路(しおじ)会長)は区のマスコットキャラクター「あさひくん」を主役にした人形劇「おにぎりあさひくん」の動画を制作。区のホームページで公開している。子どもでも理解しやすい人形劇を動画配信することで「朝食抜きゼロ」を目指す。
動画で描かれている物語には、朝食を食べないで元気のないあさひくんが登場。野菜やキノコの仲間たちから朝食を取ることの大切さを教えてもらうというもの。
旭区ヘルスメイトでは元々、食育推進の一つとして保育所などで人形劇を行っていたが、昨年からは旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」を活用してオリジナルの人形劇を展開。あさひくんをはじめとした、オオカミや野菜の人形は全て会員の手作りだ。
朝食抜きゼロに
市では健康づくりの指針となる「健康横浜21」を策定しており、今年度から第2期目(2013年〜22年)に入っている。生活習慣病に着目しており、10年間にわたり健康寿命を延ばすことが目的。指針の中では世代ごとに食生活の提案をしており、「育ち・学びの世代」(乳幼児期〜青年期)では「3食しっかり食べる」などを挙げている。市がまとめた「朝食を食べている小・中学生の割合」は11年度の時点で94%だが、今後は100%に近づけることを目標としているという。
区福祉保健課は「高い数値ではあるが100%に近づけるため、今後も啓発をしていきたい」としている。ヘルスメイトによる人形劇などは今後も継続する方針で、参加者にはあさひくんがプリントされたバンダナを配布する企画も予定しているという。
ヘルスメメイトの上島会長は「食べない習慣がついている人は、まずは牛乳1杯、パン1つでもいいので朝に食べる習慣をつけてほしい。健康寿命を延伸させるためにも、今後も啓発活動などにより、食の大切さを伝えていきたい」と話している。
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