今年4月、旭区自衛消防隊連絡協議会の会長に就任した 村松 康司さん 市沢町在住 46歳
自衛意識、さらに上へ
○…就任して早々、とびきりのニュースが舞い込んだ。横浜市内の自衛消防隊の技術訓練会・消火栓操法の部で、旭区代表が初優勝を成し遂げたのだ。しかも、優勝したのは日ごろから顔を合わせる自社のチームで、喜びもひとしお。「メンバーに感謝したい。他のチームも3位入賞など素晴らしい結果を残してくれた。本当に嬉しい」と柔和な顔がさらにほころぶ。幸先の良いスタートが切れた。
○…自分たちの事業所や命を守る自衛消防隊。「災害時に何でも消防署頼みではなくて、自分たちのできる範囲でやれるよう意識を高めていきたい」と語る。区内41団体の代表が集まる、定期的に行われる会合では地元に根付いた会社が集まるため、地域について教わることも多い。「年上の先輩方が多いので、この会を自分が引っ張るというより支えられている感じ。経験、知識を積み重ねながら盛り上げていきたい」
○…昨年4月、市沢町の日産自動車(株)教育センターに本社から異動してきた。総務課長として社内の環境整備などを行うが、異動前は長年、人事に携わってきた。同社の研修施設のため、全国から幅広い年代の社員が集まる教育センター。社員教育の場や仕組みづくりに携わるため、縁の下として社員の成長過程を垣間見ることもできる。「まだ来たばかりで経験はないけれど、それは嬉しいでしょうね」。会社を担う「人」を見極めてきた目で、会社を支えていく人材を見守る。
○…現在は単身赴任中。毎週末には自宅の栃木に戻る生活で、小学1年生の娘・美咲ちゃんに会えるのを楽しみにする。「一緒にいるときはかけっこしたり、ボール遊びをしたり。あまり怒らないから、妻には甘やかしすぎって言われます」と溺愛している様子。「仕事でも怒ることは少ない。怒る前に自分で考えてほしいですから。でも、すごみがないから響かないのがネックですね」と苦笑い。短所と言うが、そこも長所だ。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>