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旭区版 掲載号:2013年12月5日号 エリアトップへ

下川井町で「えんちゃん農場」を営む 長岡 親一郎さん 神奈川区在住 43歳

掲載号:2013年12月5日号

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新たな「農」を築く

 ○…昨年2月、下川井町で新規就農。1千坪の敷地にはトマトやカブ、ナス、ジャガイモなど100品種以上の野菜が並ぶ。無化学肥料・無農薬にこだわり、とれたての新鮮野菜を市内中心に一般家庭や飲食店に届ける。「自分でとって、お客さんのもとへ納品する」。生販(生産・販売)一貫の姿勢はぶれない。農場はまだ始まったばかりで、課題も山積み。だが、目指すべき姿は明白に見えている。

 ○…農業は全くの素人だった。もとは都内の広告制作会社でコピーライターとして15年間働いており、「徹夜が当たり前」という不規則な生活を送っていた。ハードな環境は心身にも影響を与えてきた。そんな中、目を向けたのが「食」。料理好きということもあり、有機野菜を注文するようになり、自然の美味しさに気付いた。だが、野菜とのつながりはこのくらいで、当時は自身が就農するとは考えてもいなかった。

 ○…37歳で退社するが、転職活動は1次面接にも進まない状態。「もういい。自分で何か立ち上げよう」。縁あって、藤沢市の相原農場で農業研修に参加することを決めた。「土いじりが好きだったわけでもなかったのに、自分でも不思議」と振り返る。現在は一人で作業するが、一般向けの農業体験も企画する。今後は障害者施設と協力して、一緒に畑仕事をすることも計画中だ。「いろんな人が集まれる場所にしたいんです。土には癒しの力がある」

 ○…農業を始めるにあたり、決めた3ステップがある。【1】有機農場で食べていく【2】有機農場で稼ぐ【3】有機農場の魅力を広める―。「最終的には後継者を育てていきたい。そのためには稼いで、人を雇って、土地を拡大させなきゃいけない。まだ第1段階にも行ってないけど、絶対行かせますよ」。幸いにも周囲には理解を示す味方が大勢いる。「いろんな人に出会って、思いのたけを伝えて。着実に広めていきたい」。新たな農業のスタイルを築いていく。

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