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旭区版 掲載号:2014年9月4日号 エリアトップへ

板金技能士として2014年度「横浜マイスター」に選ばれた 三浦 貞夫さん 中希望が丘在住 74歳

掲載号:2014年9月4日号

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板金一筋に磨いた技術

 ○…卓越した技術を持つ技能者が、後継者の育成や技能を伝承することを目的に選定される「横浜マイスター」。板金技能士として約60年にわたり培われた技術と、横浜市板金組合連合会会長や板金職業訓練校校長など後進の育成にあたる活動が評価され、マイスターに選ばれた。「柄じゃないけどね。何が得意、不得意ということはないし、職人はお客様の要望に応えることが一番」と笑顔で話す。

 ○…「勉強が嫌いだったし、職人になりたかった。父も板金職人だったから」と、中学卒業と同時に茨城から都内の板金店に弟子入り。5年間の修行後、西区の板金店でさらに7年間腕を磨いた。1967年に弟と二俣川に三浦板金を設立し独立。5年後に中希望が丘に移り、現在まで約60年間を板金職人として日々歩んできた。独立後は「やっぱり勉強は必要」と苦労しながらも独学で勉強を重ねた。そうした中、「自分が生きてこられたのはお客さんや周囲の人に支えられたから」と感謝を口にする。

 ○…「職人としての原点は表札づくり」。独立してすぐ、客から表札づくりを依頼された。文字を書くことは専門ではないが、自ら下書きをして作成。客は満足したが、自身は出来に納得できなかった。「お客さんに喜んでもらえる仕事がしたい」と繰り返し語る言葉の裏に、『自分が納得した上で』という職人魂を覗かせる。これをきっかけに、書道学校に13年間通った。「弟からは『そんなの関係ないんだから辞めちゃえ』と何回も言われたけどね」と苦笑い。仕事に関しては一切妥協をせず、細部にまでこだわる姿勢を貫く。

 ○…PTAやライオンズクラブなど地域活動にも多数参加。幅広く職場体験なども受け入れる。「『教えることは学ぶことの半ばなり』で、こっちが学ぶことがたくさんある」と謙虚。「ものづくりが好きだから、生まれ変わっても同じ仕事をするんじゃないかな」と穏やかな笑顔で語った。

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