横浜市会ポスターのデザイン公募に入選した 吉村 梨奈さん 横浜システム工学院専門学校2年
「自分らしさ」デザインに
○…横浜市会のポスターに、目がぱっちりとしたかわいい船乗りの女の子のイラスト。学生らしい斬新なデザインだ。そのポスターは、市会周知の役割を担う。「今までもコンテストに応募してきたけど、入選は初めて。すごく驚いたけどうれしい」と笑顔を見せる。自分のこだわりを出すかどうかで悩んだが、思いを貫いた作品は審査員の心をつかんだ。「貴重な経験」は、大きな自信につながった。
○…公募ポスターは、在籍する情報デザイン科の課題として取り組んだ。日ごろから積極的にイラストレーションによるデザインを制作してきたが、今回のテーマは「横浜市会」。「市会って固いイメージがあって。いつものイラストはイメージと違うんじゃないかなぁって」。デザインの方向性に行き詰まったが、「やりたいようにやってみなさい」という教員の後押しもあり、自分らしい作品を完成させた。「若い人にも目を向けてもらえたらいいな」。若者ならではのデザインは、同世代にも共感を呼びそうだ。
○…小さいころから、絵を描くのが大好きだった。よく描いていたのは、アニメキャラクターやオリジナルの女の子。「頭の中で想像したものを、自分の手で表していくのが楽しい」と大切な趣味にしていた。高校3年生の進路選択時、「イラストに関わる仕事に就きたい」とデザインを学べる専門学校進学を決めた。学校では、デザインの基礎から、ずっと興味のあったアニメーション制作などを経験。日々、夢に向かい自己を高めている。
○…平塚市在住。夏休みには学校や地元の友人とショッピングやプール、花火大会と楽しんだ。しかし、秋からは就職活動も佳境を迎える。「作品を増やして、企業にアピールしたい」と意気込む。ところが、絵とは反対に、自分の気持ちを言葉にするのは苦手という。「緊張します」と声が小さくなるが、熱意が込められた作品は、言葉以上の武器となるだろう。
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