横浜市町内会連合会長や旭区連合自治会町内会連絡協議会長を務める佐々木明男さん(80)=万騎が原=がこのほど、2014年度の自治会等地縁による団体功労者総務大臣表彰を受賞した。旭区内の受賞者は初めて。
同表彰は自治会や町内会の代表者を長年務め、良好な地域社会の維持や形成に顕著な功績があった人に贈られる。今年度は全国から78人が受賞した。
佐々木さんは万騎が原連合自治会長を18年、旭区連合自治会町内会連絡協議会を11年務めていることなど、長年地域活動に尽力していることを総合的に評価され受賞。「身にあまる賞を頂き、大変光栄に思う」と受賞を喜んだ。
出身は長野県で、18歳のころに横浜に移り住んだ。親戚が営む中区の茶の卸業を経て、1965年に独立。万騎が原に現在の「茶・佐々木園」を立ち上げた。当時はまちが発展を遂げようとしていた、まさに成長期。「昔は子どもがたくさんいてね。その子たちに健やかに育ってもらうためにも、地域を良くしたかった」と振り返る。ふじみ商店街自治会長や青少年指導員、体育指導委員、民生委員などを務め、地域の発展に貢献。その中で信念として掲げてきたのが、地域の「和」。「地域では互助の精神が必要。これから高齢者支援や災害対策がさらに求められ、互いに助け合っていかなければならない。新しい方にも自治会活動を知ってもらいたい」と語る。
旭区は「第2の故郷」
旭区内の活動にとどまらず、今年5月からは横浜市町内会連合会長にも就任。週の半分は地域活動で占められ、1日に4つの会議を掛け持つことも。また、小学生ソフトボールチーム「万騎が原ヒッターズ」や野球チーム「万騎が原ナイツ」の監督を務めるなど、今なお全く年齢を感じさせない。「忙しくしてるから、健康も維持できているのかな」と笑う。
旭区は「第2の故郷」で、さらなる発展を望む。「旭区は自然豊かで長寿の方も多く、素晴らしいまち。何世代にも続く、もっと良い旭区になれば」と願いを込めた。
|
<PR>
旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|