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旭区版 掲載号:2015年12月3日号 エリアトップへ

40周年を迎えた旭料飲喫茶事業組合の理事長を務める 池田 弘次さん 中尾在住 63歳

掲載号:2015年12月3日号

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変わる街、変わらない味

 ○…「食の安全を守りたい」。区内の組合加盟飲食店が安心して仕事に集中できる環境づくりのサポートを行う同組合。「組合活動は20数年前、先輩役員の勧めで始めました」。現在は6代目理事長として、自分の店と両立しながら、衛生管理などの啓発活動などに汗を流す。「一時期に比べて組合員の数が減っている」。組織を今後も維持していくため、組合員の勧誘にも力を入れる日々だ。

 ○…中沢で北京料理店「萬寿園」を経営し33年になる。料理の道へ踏み出したのは18歳の時。きっかけは身内の経営する飲食店でのアルバイトだった。「早く自立したいという気持ちがあった」。決めたらまっすぐ突き進む性格。親の意見を押し切って、銀座の中華料理店で修業を始めた。「教えてもらうというよりも、見て盗むという感じだった」と当時を語る。今でも時々、修業時代に書き留めたメモを見返して、原点に立ち返るという。「誰も教えてくれないから、自分で考える力がついた」。修業の成果は、料理の中で生き続ける。

 ○…生まれは群馬県。「10歳の時、まだ旭区が保土ケ谷区から分区する前に今の場所に引っ越してきた」。約半世紀もの間、土地の変遷をその目で見てきた。「畑や田んぼが広がっていたのに、いつの間にか家が建って」。だが、時間の流れの中で、変わらないものもある。本宿小、万騎が原中と区内の学校に通った学生時代。当時の同級生とは、今でも時々、同窓会を開く。「たまにうちの店を使ってくれるよ」。友情と店の味は、いつまでも変わらない。

 ○…90過ぎの父、妻、娘、息子との5人暮らし。ラグビーをしていた息子は、高校生の時、けがで身体が不自由になった。今は新しい目標に向かって勉強に励んでいるという。自身の今後を聞いた際、返ってきた言葉が温かい。「息子の夢を応援し続ける。何か一つでもものになってくれたら」。はにかみながら見せたのは、優しい父親の横顔だ。

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