神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2018年2月1日 エリアトップへ

車いす卓球の選手として国内外の大会で活躍する 齊藤 元希さん 横浜隼人高校1年

公開:2018年2月1日

  • LINE
  • hatena

世界を舞台に「攻める」

 ○…車いす卓球の国内最高峰とされる昨年11月の「国際クラス別パラ卓球選手権大会」のクラス4で準優勝。そして、12月にドバイであった「アジアユースパラ競技大会」に日本代表として出場し、個人で銅、団体で金メダルを獲得した。国際クラス別パラ卓球では3連覇中の選手と戦い、2ゲーム先取から立て続けに負けて劣勢に追い込まれるも、気持ちを切り替えて勝利を手繰り寄せた。「国内では、ピンチに動じることなく戦えるようになってきました」と精神面の成長が著しい。

 ○…瀬谷区の出身、今は横浜隼人高校に通う。先天性脳性麻痺によって足が不自由で、小学生の頃に車いすスポーツに取り組むようになり、卓球は中学から始めた。最初は楽しむことが第一だったが、国際クラス別パラ卓球(2015年)での初出場4位を転機に、競技の色合いが濃くなった。16年度からは日本肢体不自由者卓球協会の育成選手として海外の大会にも出場。「2年前は、こんな風になっていると想像していませんでした」と、ここ数年の激動ぶりに戸惑う一方で、「今は卓球がとにかく楽しい」と笑顔を浮かべる。

 ○…両親と双子の弟、家族4人暮らし。父・由宣さんは練習のパートナーで、二人三脚で励む。卓球を離れれば普通の高校生。読書好きで、一時期は推理小説にはまり、ミステリーの大家アガサ・クリスティの作品をよく読んでいたそう。

 ○…17年は多くのメダルを獲得するなど飛躍の年だった。今年は、目標のパラリンピック出場と金メダル獲得に向けた、勝負の年だ。今の主戦場であるジュニア部門から、より強豪の揃うシニア部門に出られる可能性もあり、「そこで上位に入れれば」と意気込む。パラリンピック出場には国際大会で活躍して世界ランキング上位に入ることが必要で、「世界に動じることなく、積極的に攻めていくプレーヤーになりたいです」と固い決意を見せる。

旭区・瀬谷区版の人物風土記最新6

吉田 明弘さん

瀬谷警察署の署長に就任した

吉田 明弘さん

瀬谷区二ツ橋町在勤 53歳

5月2日

寺澤 慶さん

左近山団地の学生団体「サコラボ」の代表を4月から務める

寺澤 慶さん

旭区左近山在住 22歳

4月18日

村田 浩一さん

25周年を迎えるよこはま動物園ズーラシアの園長を務める

村田 浩一さん

旭区上白根町在勤 71歳

4月11日

朝木 秀樹さん

横浜隼人中学・高等学校の校長に4月1日付けで就任した

朝木 秀樹さん

阿久和南在勤 61歳

4月4日

真山(さのやま) 英二さん

一般消費者向けのセミナー「失敗しない老人ホームの選び方」の講師を務めた

真山(さのやま) 英二さん

二俣川在住 50歳

3月28日

乾 充さん

4月1日付で横浜市旭区民文化センター・サンハートの館長に就任する

乾 充さん

二俣川在住 60歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook