万騎が原中学校のソフトボール部(顧問/森木直行監督・足立成広コーチ)の部員3人が(公財)日本ソフトボール協会主催の女子U14(14歳以下)日本代表選手プロジェクト「GEM1」に選出された。14日(月)からは台湾選手との交流事業も予定されており、将来の日本のソフトボールを担う選手として育成される。
「GEM」とは宝石の”原石”などを意味し、同協会が日本のソフトボールの将来を支えていくジュニア世代たちをなぞらえて命名。野球・ソフトボールの五輪正式復活を受けて始まった「GEM1」は、ジュニア世代の育成強化を目指すプロジェクトのファーストステップに当たり、中学1・2年生が対象になる。
代表選出には礼儀や規律の遵守、積極性などの内面性をはじめ、一定基準を満たした運動能力が募集条件。書類選考を経た後に実技テストを実施し、全5段階の選考会を経て全国から17人が選び抜かれるシステムとなっている。
同校で選出されたのは、2年生で部長の矢藤瑠璃花(るりか)さんと内野純枝(すみえ)さん、1年生の古川ひとみさんの3人=写真前列中央。3人は昨年11月に静岡県で行われた選考会を振り返り、「打ち方など神奈川とのレベルの差を感じた。良い刺激になった」と明るく話した。
今月14日から19日(土)には日台交流事業としてチームでの台湾遠征も予定。同地の選手との試合も行われることから、矢藤さんは「国外のレベルを知れる機会。世界の場でも活躍できる選手になりたい」と先を見据える。
顧問の森木監督は同部から3人が日本代表に選ばれたことに「すごいことで将来性があると思う。中学ソフトを担ってくれたら」と期待を込めて話していた。
同部は初県制覇
同部は昨年秋に開催された「神奈川県中学校男子・女子新人ソフトボール大会」で5試合を勝ち抜き優勝。チーム史上初の県制覇を成し遂げ、3月16日(土)・17日(日)に海老名市で開催される「第29回関東中学生選抜ソフトボール大会」に県代表として出場する。
舞岡中学校(戸塚区)との県・決勝戦を振り返り、矢藤さんは「先取点を取られ苦しい場面もあったが、メンタルで乗り切った」とし、「関東は県での反省を生かし、県代表として勝ち進みたい。目指すは関東制覇」と意気込んだ。森木監督は「未経験者も多い中、やる気と経験値が勝因につながった」と自信を見せた。
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