中尾小学校(鈴木由香里校長)がこのほど、全日本学校歯科保健優良校表彰で日本歯科医師会会長賞を受賞した。全国各地から応募がある中、同賞では神奈川県内唯一の受賞。以前に受賞した文部科学大臣賞に続き、同校の取り組みが高く評価された。
同表彰は優秀な学校歯科保健への取り組みを行う学校・幼稚園を、(一社)日本学校歯科医会らが表彰するもの。今年度は全国132の学校・幼稚園から応募があり、優秀賞にあたる文部科学大臣賞や日本学校歯科医会会長賞、日本歯科医師会会長賞、奨励賞が選ばれた。
長年にわたり学校歯科へ注力している同校は、4年前に文部科学大臣賞を受賞。今回の賞は文科大臣賞に次ぐ賞で、短期間で両賞を受けることは異例という。
また、今年度は「神奈川県よい歯の学校等表彰」で歯科保健優良校の最優秀校も受賞。全日本と県のW受賞の快挙となった。30年にわたり同校の学校歯科医を務める江口康久万(やすくま)さんは「子どもたちがよく頑張った成果。これからもむし歯を防ぐ取り組みを続けてくれたらうれしい」と喜ぶ。
6年間継続して歯を守る
同校では入学時に「歯のファイル」を1人一冊作成。歯科に関する取り組みのプリントをまとめ、児童らが6年間継続して歯に向き合う体制を整えている。さらに、学年ごとに内容を変えた歯科検診や、給食後の歯磨きタイム、毎月保護者に児童が使う歯ブラシをチェックしてもらうなど、独自の取り組みを実施。その結果、むし歯のある児童が少ない状態が続き、今回の受賞にもつながった。
鈴木校長は「子どもたちの頑張りはもちろん、江口先生や保護者の方々などの協力もあるからこそ。今後も良い取り組みは続けて、子どもたちに心と体のバランスよく育ってほしい」と話した。
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