神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2019年12月5日 エリアトップへ

横浜市 脱プラへ 木製ストロー 推進めざし独自開発

社会

公開:2019年12月5日

  • LINE
  • hatena
完成したストローを手にする市担当者
完成したストローを手にする市担当者

 プラスチックごみによる海洋汚染を食い止めようと、横浜市では今年度に「よこはまプラスチック資源循環アクションプログラム」を策定し、プラごみ削減に向けた取り組みを推進している。今夏には流通大手のイオン(株)とタッグを組み、買い物客にマイバッグの持参などを呼び掛けるキャンペーンを行ったほか、現在、新たに自治体初となる木製ストローを製作し脱プラスチックに貢献する試みを展開している。

自治体で初

 プラスチックごみをめぐっては、不適切な投棄などによる海洋汚染が問題視されている。市内の家庭からは年間12〜13万トンのプラスチック類が排出されており、プラごみ削減を目指す市は、「よこはまプラスチック資源循環アクションプログラム」を策定し対策に乗り出している。

 同プログラムでは、プラスチックの発生抑制や再利用を行う「資源循環」、ポイ捨てを防ぐとともに散乱したプラごみを回収する「海洋流出対策」、関係者との「連携協働」――の3つを重点戦略に掲げ活動を展開。6月にはプラスチック対策強化月間として、イオンと連携し使い捨てを見直す企画を行った。

 さらに、ヨコハマSDGsデザインセンターが中心となり現在、従来のプラスチックストローに代わる木製ストローを新たに製作し、脱プラ推進に力を注いでいる。

間伐材を活用

 木製ストローは、同様の製品を手掛けてきた建設会社(株)アキュラホームと市が協力し製造したもので、市保有の水源林・山梨県道志村の間伐材を原材料に資源循環型社会を進めていく。製作には市内の障害者地域作業所などが携わり、市内のホテルや飲食店などで使われる予定だが、コストがプラスチックストローの100倍という課題もある。市は今後、環境・経済・社会的課題の統合的解決を図る大都市型の新たなビジネスモデル構築につなげたい意向だ。

 市SDGs未来都市推進課の担当者は「ゴミ袋有料化に伴うマイバッグなど、国の施策を踏まえ、代替品などを開発している企業も多いはず。今後はこうした企業の支援も行いたい」と話す。

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

今の風景を次世代へ

写真と楽しむ会

今の風景を次世代へ

原中コミスクで作品公開

4月25日

活性化へ3者協定締結

若葉台団地

活性化へ3者協定締結

大学の専門性を生かす

4月25日

歩道橋にEV設置へ

三ツ境駅北口

歩道橋にEV設置へ

市、25年度の完成目指す

4月18日

知る会で地域住民と交流

ウクライナ避難民

知る会で地域住民と交流

鶴ヶ峰の犬飼さんが企画

4月18日

森ラボ(旭区)が受賞

横浜・人・まち・デザイン賞

森ラボ(旭区)が受賞

地域住民と芸術作品制作

4月11日

「居場所」担い20年

親子のひろばまんま(瀬谷区)

「居場所」担い20年

25日から周年行事

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook