四季美台・今川町地区を走るコミュニティバス「四季めぐり号」が、9月から新たなダイヤで運行を始めている。ダイヤの変更によって1日の運行便が増加したほか、新たに「本村神明社前」の停留所も増設され、利便性向上を図っている。
既存のバス便の停留所から距離があり、急な坂道が多く道路幅員が狭いことから、外出の際に苦労する高齢者らが多いとされている同地区。こうした地域課題を解決しようと、市の支援を受けて地域主体で生活に密着した地域交通の導入に向けて取り組む「横浜市地域交通サポート事業」として2012年4月から四季めぐり号の運行が始まり、事業者の変更などを経て運行を続けている。
今回のダイヤ変更などは、昨年実施した運行の改善への提案を含めたアンケート調査の結果をもとに検討されてきた。当初は今年6月の計画で進められてきたが、新型コロナの影響で3カ月遅れての実施となった。
キャッシュレスも対応
四季めぐり号は月曜から金曜の午前9時台から午後6時台まで運行。運賃は一人300円で、未就学児は無料となる。
ダイヤ変更により、二俣川駅発の便は出発時刻を0分か30分に統一。1日の運行便は12便から14便に増加した。さらに、「本村神明社前」の停留所が新設されたほか、新たにキャッシュレス決済「PayPay」にも対応するなど、利便性向上を図っている。
旭中央地区連合・二俣川地区連合「四季めぐり号 運行委員会」の遠藤章委員長は「今後も存続させるためには、一人でも多くの方に利用してもらいたい。今後も試行錯誤を続けていく」と話している。時刻表などの詳細は「四季めぐり号」で検索を。
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