罪を犯したり、非行をした人の更生を支援する保護司。旭区内で活動する旭保護司会(小松康夫会長)は昨年4月に「サポートセンター旭」を新たに開設し、同センターを拠点に活動に取り組んでいる。
保護司は法務大臣に委嘱されるボランティアで、地域の中で犯罪や非行をした人が社会復帰できるように支える役割を担う。旭保護司会には現在38人が所属し、面接などを通じた保護観察や犯罪を未然に防ぐ啓発活動などに取り組んでいる。
各地でのこうした活動の拠点となるのが更生保護サポートセンター。法務省が2008年から全国で整備を進め、2020年4月時点で神奈川県内には43地区に設置されている。
開所は週2日
横浜市内各地でも順次開設されてきた中、同会でも以前からセンター開設が検討されてきた。一昨年から本格的に準備が進み、会員のつながりから相鉄いずみ野線・南万騎が原駅近くにあるレンタルスペースが見つかり、そこを借りる形でサポートセンター旭が開設された。
開所は毎週木曜と土曜の午前10時から午後4時まで。交代で会員が1人滞在し、面接などに対応する。現状では役員会などの会合に活用しているほか、開設前は会員の自宅で行っていた対象者との面接にも活用。自宅での面接は住宅や家庭の事情などから会員の負担になる場合もあり、「やっとできた拠点。有効活用して会員の負担軽減につながれば」と小松会長。新たな拠点を活用し、会員増強にも力を入れていくという。
所在地は旭区柏町47の6ふたば薬局2階。問い合わせなどは小松会長【携帯電話】090・9002・8697へ。
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