上白根町のスポーツ施設「スポーツジャングル10」に8月27日、売上金の一部がエコバッグの製作費となる寄付型自動販売機2台が設置された。これは(一社)YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスとコカ・コーラボトラーズジャパン(株)横浜支店が行うSDGs活動の一環。今回の設置を機に今後、同自販機は市内各所に設置される予定だ。
この活動は、ごみ拾いボランティアのNPO「greenbird」横浜南チームでリーダーを務める(一社)YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス=磯子区=の河原勇輝代表理事と、SDGsに関心が高く、寄付型自動販売機を扱っていたコカ・コーラボトラーズジャパン(株)横浜支店=神奈川区=の山本剛支店長が互いの取り組みに共感し、タイアップしたもの。
今回設置された自販機は「サーキュラー・エコノミーplus自販機」と称され、売上金の2%が市内のごみ拾い活動で回収したプラスチックゴミから作るエコバッグの製作費に充てられる。同自販機は、横浜を代表する写真家・森日出夫さんが写した横浜の景色や街並みのラッピングが目印。中華街や夜景など7種類ありSDGsとともに横浜の魅力も伝える。
旭区内でもごみ拾い
市内最初の設置場所となった「スポーツジャングル10」を運営する(有)シュート(木村祐子代表取締役)は「かながわSDGsパートナー」として積極的にSDGsに取り組んでいる企業。河原代表も同施設を利用しており、運動の合間に自販機で飲料を買うことも多かったことから、自販機の設置を打診された。木村さんは「自販機で飲料を買うという身近なことから一人ひとりがSDGsに取り組めることを伝えられる」と設置を快諾。今後は同所でのイベントを通じてこの活動を伝えていく考えだ。
エコバッグの原料にもなるゴミ回収を行うgreenbird横浜南チームはこれまで市内3エリアで活動を行ってきたが、同自販機設置を機に旭区エリアを新たに立ち上げた。今秋の活動開始を目指し、木村さんの娘・大野吏江さんを中心に区内でごみ拾い活動を展開していく。
この活動で製作したエコバッグは、ごみ拾い活動などに参加した人にプレゼントしていく予定。河原代表は「今後設置台数が増えればできることも広がる。この取り組みが一人でも多くの人の環境意識の向上につながれば」と話している。
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